老恋さん
のうた一覧
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五月雨の糸の調べや三下がり蠢く艶に恋傘の濡れ
令和六年四月三十日
1
怠惰な官能。
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移り香のしおりを挟んで爪を立て春を恨んでみる砂時計
令和六年四月二十九日
1
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ダメという閨の標はけもの道解放区へと銃をたずさえ
令和六年四月二十八日
0
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捨てに来た恋のなきがら盆の海水母にかつがれプカリプカリ
令和六年四月二十七日
0
散恋。
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ひとり寝のまくら乱して夜泣蟲通りゃんせなんてわらべ歌を
令和六年四月二十七日
2
さびしい・・。
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日めくりをめくれぬままに終えた恋お下げのままを初夏は手招く
令和六年四月二十六日
1
夢路と恋路の落とし穴。
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春おぼろいけない恋の密かごと抱かれて揺らぐ遠のく別離れ
令和六年三月三十日
0
ふんぎりを心は許すでも肌が
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春の夢恋のほむらのたえだえにやたら熾してむなしき火傷
令和六年三月三十日
6
落ち堕ちて絶えれば耐えてひとりじ...
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冬ほどけ雪割草の春化粧恋も背伸びし夢から目覚め
令和六年二月二十七日
2
春寒に君が温もり心地よく(^^♪
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片肩を濡らして春の恋草子習いもせぬに雨の功名
令和六年二月二十三日
3
初恋のほほえましくもじれったく(...
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春雷の轟き冬の断末魔乙女は恋の産声をあげ
令和六年二月二十二日
2
春草や淡き艶してういういし(^^...
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涅槃会や信心足りぬ凡人の仏具眺めてそろばん弾く
令和六年二月二十二日
0
凡脳の拝むと聞けば即煩悩
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恋猫の野獣のごとき哀傷歌わが夫にもと夢の戯れごと
令和六年二月二十二日
1
指噛めど痛さ哀しき夢ひと夜
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冬の田や破れ案山子のかたぶきぬひと夜の恋に鵺の声を聴く
令和六年二月二十一日
3
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