敦希さん
のうた一覧
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可惜夜の波音おもうランドリー 歯磨きの間に顔火照らせて
令和六年八月六日
10
洗濯機の水音が 波みたいに聞こ...
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借りていたパーカー埋める蒼と顔 ほのかに甘い煙草の匂い
令和六年七月二十八日
9
飲食店の席で喫煙できた頃のこと ...
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陽浴びせるまだ若い色のブルーベリー 稔りゆくならいつか香れよ
令和六年七月十七日
9
本物の実ってほぼ匂いがしないね ...
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メルカリで売る服一度着ただけの 味噌つけやがって 振られた二日後
令和六年七月一日
8
行動する気力があるだけマシか ...
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角が刺す痛みざらざら溶け早く 舌に名残の甘みは愛し
令和六年五月二十一日
7
目下恋愛中の人は身近にいるけど ...
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出づ色に衣染めしか花のころ 君想ひ離れぬ迎ふ季節も
令和六年五月十七日
9
昨年、ある歌人に送った歌です ...
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囀を聞かず去く春 聞けぬなら花もう一度濃緑の郷
令和六年五月二日
1
他のひとへ捧げる歌なんて 聞き...
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花あかり朧眉月傾ぐころ 散りゆくに紛れ今宵逢はむや
令和六年四月十二日
8
一緒に下校していた川べりと 今...
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濃厚なプリンの甘さ引き立てる 嫉妬で焦げたカラメルの苦味
令和六年三月十七日
14
妬いたり妬かれたり 密な仲の若...
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針穴を通そうと依る糸のよに貫くことだけ想い君に告げた
令和六年二月十七日
11
相思相愛のバレンタインデーに ...
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鍵盤を跳ねる手は肩抱き寄せて頬撫で奏でにわたしは高鳴る
令和六年一月十八日
6
ピアノ男子の指 色気のある無骨...
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青天に浮かぶ笑む口 既讀無視 昨夜の同じ面には搖れて
令和五年十二月二十二日
7
午後の青空に笑う口元のような ...
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手袋を忘れたふりの手スタンバイ 入念に塗るリップクリーム
令和五年十二月九日
9
あざといな、笑 従来娘が使用し...
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頬染めた囁く詞と冬茜 指絡め伝う君の温もり
令和五年十一月十七日
8
歳が明ければ卒業カウントダウン ...
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ほの光る月に背きて眺むれど 狩人に傾ぐ目見冷め弛む
令和五年十一月五日
10
君のことは目で追わない 夜更け...
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望月に昨夜の語りは忘れなむ 缺けゆくに任す想ひ細ればや
令和五年十月三十日
6
君には話し過ぎた 昨日の話は忘...
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際なれど待ち難に望む宵待月 清けし影の見透かす衣嚢
令和五年十月二十九日
5
満月を待ちわびながら 夜毎望む...
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名前呼ぶ君の吐息も両腕も 独り占めするよ 返事は聞かない
令和五年十月十七日
5
睦まじいお二人に 寒くなると、...
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罅接ぎて溢れてもなほ注がれても 求め止まずの貪慾な噐
令和五年十月七日
7
傷を癒して労ってくれて 君から...
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知るまじや如何にせましと常思ふ 清げなるや君燻らせむや
令和五年十月四日
5
どうしたら綺麗になれるか、君を妬...
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