痴光山さん
のうた一覧
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妻逝きて三十年子も外へ独り酒 何気に呼びかけ 増す独り言
令和六年九月十三日
3
特にボケが来てるのではなく、ひと...
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広げたる亡妻の縫い物、仕立て物 娘らとの断捨離ちちと進まず
令和六年七月二十四日
9
母が作ってくれた子供時代等の、あ...
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彼岸逸し水無月の墓苑静まりて 熱き墓石へ水 こころ行くまで
令和六年六月十五日
5
猛暑日の日なのでした。
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つゆ間近か樹間の「へら池」混まぬ朝 竿出す老夫に添ひ座せる老妻
令和六年五月二十四日
4
早朝の散策の途中の寸景。「老夫婦...
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燃やすごみの袋はいよよ小さくなり びん、缶は減らぬ独居の苦笑
令和六年三月一日
7
いやはやで、ございますなあ。
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子をあやめ親をあやむるこの世相他人ごとなるも由ぞ知りたき
令和六年二月二十日
2
ひとならではの、単純かつ、深淵な...
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冬陽受く広場にバトミントン睦まじく 媼はたきて翁走らす
令和六年一月十三日
6
気持ちが、よーく分かりますね(笑...
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小学校の七十年目の同期会 大口、手を打ち、身をよぢる老母
令和五年十二月十六日
6
少し以前に詠んだ歌ですがー。
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久しぶり夢見に妹と二人連れ かほ見せよだに喚ばで覚めたり
令和五年十一月二十四日
6
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病院で車椅子の夫へつい小言 憂き老夫婦に周り目を伏す
令和五年十一月二十一日
9
老々介護ですもの、長い付き合いで...
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「あなた」とふ呼ぶ声の失せ三十路経て 電車に聴けば耳そば立ちぬ
令和五年十一月八日
6
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秋日和行き交ひし老いを見送れば 婦唱夫随 の付かず離れず
令和五年十月三十日
8
前を行く奥さんの思い、後を踏む夫...
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転勤の都度先発の夫追ふ子らとの汽車の母の面差し
令和五年十月五日
9
引っ越しの大事,小事を済ませ、や...
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秋彼岸亡母は卒寿で歩くこと大事と説きぬ説かれる前に
令和五年九月二十六日
4
なつかしい想い出です(笑)。
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秋彼岸妹を送りて三十路増し孤なる刻字を指でなぞりぬ
令和五年九月二十日
9
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小学校四回、中学校三回の転校なくば「幼なじみ」ぞあらむ
令和五年九月十三日
6
この齢になって、転勤の多かった亡...
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スーパーのビニール袋をロールから媼と向き合ひ巻き取る翁
令和五年九月十一日
5
恐らく、奥さんの暗黙の“ご指示“...
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ホームにて母の相手の「お話しロボ娘」逝きたるいまも「今日はお元気?」
令和五年六月五日
1
老人ホームの個室の母へのプレゼン...
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逍遥し歌草記す筆止まるいま草花の名に強き亡妻よ来!
令和五年五月十四日
8
こういう胸底の煩悩を、チラ見させ...
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サッカーマン孫の大学入学写真母のスマホに見るイヤリング
令和五年五月六日
2
珍しいことではないそうで。時代な...
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