奥月汀さん
のうた一覧
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朽ち花も悪くないねと嘯いて色に溺れる紫陽花の寺
令和五年六月二十八日
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さしかけた傘に隠したくちづけを見ないふりして湿る紫陽花
令和五年六月二十五日
10
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いろどりは褪せて悔いだけ残りたる遠ざかる恋はスケルトンリーフ
令和五年六月二十二日
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いきぐるしい夜の温気のせいにして肺の内まであなたに溺れる
令和五年六月十一日
4
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なまぬるい被膜を肌に貼りつけてプールサイドの舗道を歩く
令和五年六月十一日
5
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目的と手段がいつしか入れ替わる儀式のように霜柱を踏む
令和五年一月二十九日
10
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雪が降るその前の匂いがするね白い息してはしゃぐ柴犬
令和五年一月十六日
7
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一ミリも分かりあえずに交差するアルカイックな「そうなんですね」
令和五年一月十六日
12
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階段を駆け降りてきた肩先に雨の気配が漂っている
令和五年一月十六日
7
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墨衣まといカウンターに連なりて蝦を潰したスープを含む
令和五年一月十六日
7
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じんわりと滲みいる熱にほだされて手放せなくなる湯たんぽの恋
令和五年一月八日
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高々と派手なカイトをぶら下げて莞爾と嗤う凧喰らいの木
令和五年一月二日
5
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隣席の惚気話をビールで流し無の表情でホルモンを焼く
令和五年一月一日
7
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蝉どもの声を遠ざけ白鷺が雪の景色に悄然と立つ
令和四年十二月三十日
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白い朝ふいに駆け出す小学生が塊のような息を吐き出す
令和四年十二月三十日
5
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短調のメロディ嫌う理由を問えば「かなしいのはこわいよ」と言う
令和四年十二月三十日
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焦点を合わさぬように湯船から背中の和彫りを鑑賞している
令和四年十二月三十日
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あざやかに染まりし記憶を抱いたまま樹海の底は星々の褥
令和四年十二月二十九日
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みずからを供物のように捧げつつ狂えるボーカルは虚空に吼える
令和四年十二月二十六日
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あたためた恋なら刃はいりませんバターナイフはするりと深く
令和四年十二月二十六日
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