香林 塔さん
のうた一覧
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山が海となるまで時はかからざりこの星の如く蒼き氷の
令和四年八月九日
2
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絨毯の散れるビーズに目を凝らすごと空の粒は増殖したり
令和四年八月九日
1
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境内の繁りに雨後の玻璃降ればひかりが隱す先の朱門を
令和四年七月二十九日
4
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しらじらと照る垂直の都を歩く吾一人古代劍士の靴で
令和四年七月二十七日
1
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紅が差す少女の頬のやうな桃ジュレの向かふで永遠になり
令和四年七月二十六日
1
桃を切るとすぐに黄ばんでしまうも...
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射干玉の瞳の給仕居る喫茶にて注ぐ漆の波紋 宿雨に
令和四年七月二十三日
2
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朝靄に紫烟の蛇の背に乘りて消え行く夢を見二十歳になりぬ
令和四年七月二十二日
3
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たまむしの色の垂れ絹の馬車過ぎぬ月は蛋白石の粒を零しき
令和四年七月十七日
2
ほんの短い瞬間、月が雲間に見えた...
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うちなびく草濡るる山の靜かなる狹に深緋の列車吹きけり
令和四年七月十七日
3
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薄明に落つる白薔薇の泪ありつデミタスカップを穿つ波紋の
令和四年七月十六日
2
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氷上の薄荷と莓まはしつつラ・マルセイエーズ口ずさむ二時
令和四年七月十五日
2
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七月雨撃つ闇に聞く雜沓の忘るるな要塞の死らを
令和四年七月十五日
1
7/14日のフランス革命記念日に...
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幻燈や枯れほおづきの脈の巣の帷の奧に座する炎よ
令和四年七月十三日
4
何年も机に置かれ乾燥しきった鬼灯...
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あさみどり野邊にぞさらされど一條天裂きて立つる白妙の百合
令和四年七月十二日
1
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水鏡にうつる現實は搖れてゐて夏天の青を碧へと變へて
令和四年七月十一日
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池に映っている夏は、とても涼しい...
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窓の陽の照らす銀紙の虹たちと踊りて暮らす夢をみてゐた
令和四年七月十日
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アルミホイルの反射に思わず惹かれ...
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滴りし緑のうみに波は過ぐ搖れる硝子の抹茶のこおり
令和四年七月九日
4
冷たい抹茶を飲んだ。氷が緑に染ま...
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青磁を搖らすテ・オ・レの湯曇りに抹茶のチョコレエトはとろかされ
令和四年七月八日
1
フランス土産の紅茶と一緒に、これ...
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層雲と庭草出でし光降るソファに寢轉びピアノ聽く午後
令和四年七月八日
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友人のピアノをうつらうつら聞いて...
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