水仙さん
のうた一覧
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にくしみをひとつ抱きて寢覺めする春の夜烏わが窗に啼け
令和六年三月十三日
2
そういう夜もあります。
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梅の花 雌雄兩性一りんに具へ吐息のやうに散り交ふ
令和六年三月九日
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春の夜の夢のおもみか花房のしなへるミモザ指觸れむとも
令和六年三月八日
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三月八日の歌。
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境界杭朽ちけるのちの梅の花にほひ滿ちきて誘ふごとし
令和六年三月七日
3
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戀ふるごと幾年春を告ぐる花の色も匂ひも主こそ知れ
令和六年三月六日
5
春告草は梅の異名。
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白妙の無限にちかき花びらを纏ひたたずむ梅、花の兄
令和六年三月五日
3
「花の兄」は梅の古名、別名。
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花吹雪 春の天狗のひと煽ぎ目にはみえねど誰迷ひゆく
令和六年三月五日
4
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われもまた春の旅人はるばると登りて白き梅の泡沫
令和六年三月四日
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今日梅祭りに行きました。
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青天の遊覽バスに春をゆく青年ふたり肩竝べをり
令和六年三月四日
3
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雛祭をはりに左大臣ひとつわがいにしへの友と招くも
令和六年三月三日
2
今日は楽しい雛祭り
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内裏雛ひとつとどめよマグノリア憂き世のなかに亂れ咲くまで
令和六年三月三日
2
今日は楽しい雛祭り
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てのひらの白馨しき石鹸を泡たてながらまつ彌勒の世
令和六年三月二日
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春になると短歌を詠みたくなります...
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冬の夜しづまる街にたかだかとうたふ禽獸まぼろしのまま
令和四年十二月十六日
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朝くれば初紅葉へと交じりなむ老揚羽をり夢ぞ深むる
令和四年十月二日
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実景です。今朝カーテンを開けると...
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強弱を刻みつつ吹く秋風の弱拍に啼く蟲よ いまこそ
令和四年九月十九日
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一ぴきの蜻蛉あらしに逆らふはつがひ蜻蛉を待ちたるがゆゑ
令和四年九月十九日
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強風の中、流されず突き進む蜻蛉を...
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荒荒と天地を亂る颱風のあとの空には星 星ばかり
令和四年九月十八日
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冴えわたる空にいよいよ月滿ちて今宵待たるる夜の戴冠
令和四年九月十二日
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十五夜に詠みました。
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遠方の女王死せぬと知らせきく九月しづかに実る野葡萄
令和四年九月十二日
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「きく」聞く、菊。九月九日に詠み...
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銀色に耀ふ雲もたちまちに影のみ遺す夏の夕暮
令和四年八月十日
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