大元油谷之助さんのうた一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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- 誰が植え誰が定める 廃院の門に立ちたる、あじさいの色 令和四年六月二十六日 3 この前の蛙の歌の会、歌を投げっ... もっと見る
- すず色に響める月は、微かなるかはづの音より 近くありけり 令和四年五月十九日 2 もっと見る
- 春 剥がれ落ちて、緑に応ふ 川。鵜のかづくあり、追う 八重の花 令和四年五月六日 3 もっと見る
- ころころと 蛙 鳴きける音を背に 雀の声を、聞きし朝かな 令和四年五月六日 4 満足が安上がり…… とも言い切... もっと見る
- 一つ二つ 枯れ立つ百合が、せせらぎを 背にあさひ受く、草刈りの畔 令和四年五月四日 4 間が空きました。 もっと見る
- あめんぼが すい、と木肌を横切れば 姿見の池 うめ一つ散る 令和四年三月十五日 5 大内氏ゆかりの大寧寺、姿見の池... もっと見る
- 紫陽花の新しき芽の萠すとき 去年のはな房、何としてちりぬ 令和四年三月十四日 5 スペースがあると文字を入れたく... もっと見る
- 川がどの、うみへ適くとか 富士山の左右どちらに海があるとか 令和四年三月六日 2 ボーリング屋の看板が回っている... もっと見る
- 枯れたったあじさいの花 瑠璃光寺 梅を呑み込む、春雨のなか 令和四年三月四日 4 春雨の上がれば、去年のガクアジ... もっと見る
- うろこ雲 しづける川に群れのぼる蝙蝠おうぎ、鯔グライダー 令和四年三月一日 2 ※阿武川デルタ イナグライダー... もっと見る
- 峠道 舗装のわだち、溜まる水撒かれて繁し 苔の法面 令和四年三月一日 2 自動車専用道が出来ても、した道... もっと見る
- 一際に強い光の気動車の鉄のわだちで、ぼんぼり揺れた 令和四年二月二十六日 5 《……小道に続く轍のように 二人... もっと見る
- 浅き水の蔭の川面にのんぼりと、浣はるるとき春は立つらむ 令和四年二月二十六日 4 今日もまた都会［まち］をするり... もっと見る
- かざぐるまからから回す風冴えて 紙鳶の弦月、明日はあるかい 令和四年二月二十五日 4 種々の踏み心地の土壌が、言語文... もっと見る
- 利き風に 垣の茶梅のふり敷いて今や今さの三界の草 令和四年二月二十一日 2 茶梅 サザンカ。ちゃうめで読んで... もっと見る
- 万両の一木、かうべ照り映えて 地に近き実は早や萎みけり 令和四年二月二十一日 2 たまたまかもしれない、けれども。... もっと見る
- じつは実は、あったらしくて、咲く花が吾のまぼろしの裡にこそ在れ 令和四年二月十九日 3 イチジクだったのかもしれない。で... もっと見る
- 生まれ出づ小庭にありし片株の結ばぬ木にもきさらぎの雨 令和四年二月十九日 4 生まれ出づ小庭に何かの木があっ... もっと見る
- 杉山のみね切り通す永い日に常磐サンザシ 色あげにけり 令和四年二月十九日 4 もっと見る
- 鴨は未だ飛び立たないで居る様子、竝みよろふ山 雪閉じにけり 令和四年二月十八日 1 もっと見る
