茂作さん
のうた一覧
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競ひ合ひ墓を清める孫たちに喜んでるよと妻のひと言
令和八年八月十七日
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思ひきや移り住みては四十年の街を孫らがふるさとと呼ぶ
令和八年八月三日
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夜なべして彼は誰時に起きいでて寢すがた知らぬ母の思ひ出
令和八年七月二十五日
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茄子汁の味のうすさや母の里老ゐて從兄とむかしを語る
令和八年七月十三日
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母の日は貰ふばかりと妻が云ふ一輪分けて遺影に供う
令和八年五月十八日
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今はただ貰ふばかりと妻が云ふ一輪分けて遺影に飾る
令和八年五月十一日
10
カーネーションが届きました
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心なく妻を叱りしそののちの長き沈默は我を赦さず
令和八年五月十日
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柞葉の母の語りし船もぐり隱岐の泊りの波靜かなり
令和八年三月七日
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母は船もぐり遊びでは男の子にも負...
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冬の日の母の背中のあたたかきねんねこ半纏遠い思ひ出
令和八年二月十八日
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ちぢの夏よろづの冬を經てぞこそ固くはむすぶ絆なりけり
令和八年一月二十四日
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うつつには逢ふこともなし姉兄の跡を訪ねて隱岐の島ゆく
令和八年一月二十二日
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私が生まれる前に亡くなった姉兄の...
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母にそひはじめて蕨生わが摘みしふるさとの山いまは杉立つ
令和八年一月十二日
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氷りした外の手水に驚きて母を呼ぶ朝ふるさとの冬
令和八年一月十一日
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障子紙破つた子らを怒りつつ遠慮ないねと滲むうれしさ
令和八年一月七日
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長男家族が年始に来て孫たちがふざ...
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年の暮れ思ひ出ばかりとなりにけり杵搗く父に母の合ひの手
令和七年十二月二十九日
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正月前の恒例の風景でした
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子の住まぬ家の聖夜のしづけかり鉢の樅の木今は飾らず
令和七年十二月二十六日
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わが母のはや起き出でて積もる雪かたしするらし暗き朝を
令和七年十二月十九日
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*雪かたし=雪かき
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久方の雨に濡れつつ宮參り傘さす親をわきに從へ
令和七年十一月十日
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生憎の雨のなか宮参りされていまし...
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指折りて妻が數へる彼岸かな嫁に來た秋父みまかりぬ
令和七年九月二十一日
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東京の言葉が少し入つてる里歸りした兄のゐる夏
令和七年九月三日
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