茂作さん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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つねよりも花の散るるを惜しむかな 去年逝く友と見まく慾しきに
令和六年四月十三日
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白梅の咲けども開かぬ引き雨戸 あるじ逝きぬと聞くはまことか
令和六年二月二十日
19
・・・
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水鳥のかも鳴く池の跡もなし 如何でか皇子の思ひ知るらん
令和六年一月六日
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磐余池跡 *ももづたふ磐...
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いつのまに年の暮れとはなりにけり 寂しさまさる喪中の葉書
令和五年十二月七日
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移されたみ墓にわれを導きぬ あきづ飛びかう隱岐の島影
令和五年十月三十日
15
今回お参りしたかったお墓が移設さ...
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遊ぶ子らなき學び舎に秋雨の 降りてしのびぬありし日のこと
令和五年九月十七日
16
震災遺構大川小学校
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はかなしや假りの宿りも破られて 露にきえにしますらをの夢
令和五年九月三日
13
頼朝に追われた義経は秀衡に保護さ...
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かくて又暑い夏とはなりにけり 父と母とを見送りし季節
令和五年七月五日
11
父母ともに暑い季節に身罷りました
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肩なめて學びし友は今は亡し 思ひ出話だれか語らん
令和五年六月六日
14
中学からずっと同じ学校で学んだ友...
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爆心の標しに向かひて目を閉ぢて 何を祈るやあめりか乙女
令和五年五月三十日
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アメリカ人と思われる若い女性が黙...
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忠勝の奧津城詣る春の日の 水張る田にはかはづ鳴きけり
令和五年四月十日
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大多喜城の後は本田忠勝の墓参りを...
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はらからの墓弔へば知らぬ間に 花添へてあり印旛の里に
令和五年二月十四日
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兄の13回忌を終えました お墓...
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友からの缺禮ハガキ屆けられ 山茶花の白ひたむきに見る
令和四年十二月七日
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欠礼はがきが届きました
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古戰場このコスモスはあの時に 倒れた兵士の無念癒すや
令和四年十一月十二日
13
古戦場跡にはコスモスが群生してい...
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時過ぎて妻と尋ねるはらからの 仕舞ひの土地は今も變はらず
令和四年十月二十三日
16
亡き友人が最後に案内してくれた善...
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武士の自刃の塚の哀しけれ 曼珠沙華さへ血にも染まりて
令和四年九月二十五日
10
備中高松城跡 清水宗治の首塚...
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その邊りあの邊りかと思ひきや 野邊の送りをゐたせしところ
令和四年八月二十八日
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残された資料などから撫順で亡くな...
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二人とも暑い日だつたと妻が云ふ 二本の桶に水汲みてゆく
令和四年八月十日
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両親ともに亡くなったのは真夏でし...
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惡い夢見たかと目覺む朝刊の 一面見出しに凶彈の文字
令和四年七月十一日
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信じられない思い 夢だったか...
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水槽のポンプの泡に浮き沈む 動かぬ金魚霹靂の鳴く
令和四年六月十五日
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長年飼っていた金魚が亡くなりまし...
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