あぶくさん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:新着順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
灼熱のなか翳りゆく紫陽花のヴェールとしての黒い自転車
令和三年七月二十三日
11
もっと見る
譲り受く母の日傘の裏地には小傷のちさき繕ひのあり
令和三年六月三十日
16
もっと見る
綾波をするりと崩す水筋に姿の見えぬ魚をみてる
令和三年六月二十二日
14
もっと見る
野良猫がアジトにしてるこの道のだれかが置いた紙皿に雨
令和三年六月十五日
16
もっと見る
半袖を着れば露わになる腕の消えない枷をやり過ごす夏
令和三年六月九日
16
もっと見る
錆びついた手摺りにもたれ六月の空をみているベランダの鯉
令和三年六月四日
11
もっと見る
葉擦れ音と水の調べに玉が舞う短い夜の恋尽きるまで
令和三年六月二日
14
もっと見る
妻は問う 鏡よ鏡この人がこの世でいちばん愛しいの誰?
令和三年五月三十日
0
もっと見る
二杯目のペリエの泡に消えた恋 わずかな水を杯にのこして
令和三年五月二十七日
13
もっと見る
かしましく初音を告げる夏鳥のうた梅雨晴れのまどろみに聞く
令和三年五月二十日
14
もっと見る
街路樹の緑こぼれた雨あがりウーバーイーツの飛沫がはしる
令和三年五月十五日
12
もっと見る
門限を破った夜に置かれてた母の手紙を肴にする日
令和三年五月十日
16
もっと見る
深呼吸スタートダッシュの夏風をマスクの隙の清しさで知る
令和三年五月七日
17
もっと見る
ふり返るたびに小さくなる猫はまだ尾を立てて私を見てる
令和三年五月二日
19
もっと見る
吹き溜まり萎れたままの花々を雨は静かに静かに送る
令和三年四月二十八日
12
もっと見る
ひとり寝の私をわらう三日月のかたちに剥げた赤いペディキュア
令和三年四月二十四日
14
もっと見る
ぽつぽつと無口な父の問いかけの言葉をつなぐ遠き雨音
令和三年四月十八日
15
もっと見る
冷えた手に熱く絡めた指はもう誰かの髪を撫でているかな
令和三年四月十二日
12
もっと見る
胸くゆる想いが全部メンソール煙草の息で逝けばいいのに
令和三年四月十日
9
もっと見る