葛城さん
のうた一覧
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雪持ちの南天も笹も日本画の中にあるがに年末寒波
令和三年十二月三十一日
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開けてビックリ玉手箱の今朝の景色...
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松飾り使い残しの材料も今日床の間に活けられており
令和三年十二月三十日
15
うちの刀自は聞く限りでは生け花を...
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松飾り大小作り設えてまず飾り終え就寝となり
令和三年十二月二十九日
13
物置の片付けから始まって大掃除の...
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冬耕の跡に降りたる初雪にはからずも田畑洋菓子となり
令和三年十二月二十八日
16
シュトレーンみたいとは初雪の日に...
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白々と明ける狭庭の面より積りし雪の仄明かり射す
令和三年十二月二十七日
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珍しく植木に積もった雪の白さが明...
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冬空を迎え仰ぎて佇むはいっそ美し針葉樹の森
令和三年十二月二十四日
13
多く伐採された後に植えられた針葉...
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朝飯の後なるまだきうす寒き一間に白き茶の湯気の立つ
令和三年十二月二十二日
16
常滑の急須で淹れてもらった茶の湯...
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裏山に伸びし青竹今年もや伐りて設う門松のため
令和三年十二月二十一日
20
節で切って笑っているかのように整...
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朝日射すまでの命よ白妙の雪を被りて庭は静まる
令和三年十二月十八日
18
植木の葉の上などにはフンワリと積...
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趣味会に誘い受けしは去年のこと仕事にあらずば苦もなく続けり
令和三年十二月十七日
13
たまには『詠えない』日もありまし...
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煤払う用意に開けし物置の片付けがまず先決となり
令和三年十二月十六日
11
大掃除の前の小掃除が必要だと知り...
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のどやかに過ぎれば善しとこの日々を僅かに記すお目ざ食しつ
令和三年十二月十五日
12
今朝の【お目ざ】は餡たっぷりの草...
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白く濃く夜の静けさ留め置きまだ霧晴れぬまどろみの内
令和三年十二月十四日
14
なだらかな眼下の景色は時にすっぽ...
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如何なる降る雪見ずに春となる年ありしがと眺め暮らしぬ
令和三年十二月十二日
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勤めに出ていた頃は降らないならそ...
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長年の身に沁みついた習慣に戸惑う所作の己を嘲笑う
令和三年十二月十一日
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朝刊をとるのをやめて夕刊だけにし...
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先細る旅路と思えどまだ道は見えつ隠れつ朧に続けり
令和三年十二月十日
7
釣りに出なくなって最近は退屈しが...
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日短くなるに従い入浴の時間は長くなりてゆくかな
令和三年十二月九日
7
湯船に浸かったらなかなか出られま...
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ただならぬ風荒れる夜も過ぎゆきて素知らぬ朝の薄曇りの空
令和三年十二月八日
15
たしかにそう冷たくは無かったので...
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暁闇のヘッドライトに過りたる寒空の下の白黒の猫
令和三年十二月七日
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このごろとんと猫の姿を見かけなく...
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道脇に今を限りと燃えたちて楓の紅は零れるを待つ
令和三年十二月五日
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近くの公園ですが目を奪われる鮮や...
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