椿さん
のうた一覧
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ちいさいが尾ひれすらりと伸びている蚊とり金魚よ姿をみせろ
平成二十二年八月十五日
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今年は蚊がでるのが早くて、ぶんぶ...
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ハンバーガーひとつと同じ重さです三千ページの広辞苑とが
平成二十二年八月十日
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30ページで1円です。もっとも定...
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いくらでもさかのぼりゆく時を経てきんぎょというおさな馴染み
平成二十二年八月八日
3
ほんとうはマングローブを育てたい...
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焼酎の芋のにほひがきつすぎて麦の辛口ロックがいいね
平成二十二年八月七日
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酒席で選ぶ余地のあるときは無味無...
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あたたかに午後のひかりのさす海よ漕ぎだす春はいまと知らせる
平成二十二年五月二十一日
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海は近いけど滅多に行かない。海沿...
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一芽だけのこして摘んだ園丁の右手かろやかに五月のばら
平成二十二年五月十八日
3
行きつけの植物園でバラがさきはじ...
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ながき尾のとれてしまへば湧きいづる想ひが弛(たゆ)む九尾のきつね
平成二十二年五月五日
4
百年狐、九尾の狐。長いしっぽが二...
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連休の午後に身に染む草みどり芹菜摘みつつ天山仰ぐ
平成二十二年五月二日
5
連休はみなさんどこへ行ったのだろ...
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寒空にさくらも冷えるうそつきの金曜の夜八時は小雨
平成二十二年四月十七日
4
帰り道が雨だった、というだけのこ...
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うぐひすは三年かぞへ浜風の絶ゆるとともに啼き止まむとす
平成二十二年四月十五日
4
夜明けの鳥のさわぎも、うぐいすの...
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歌涸れの季節の雨がふりつづき一夜さわいだ野毛の町すじ
平成二十二年四月十五日
4
新興の街には無い昔ながらの雰囲気...
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気が楽だ捨てるつもりでよむ本は好きな黄いろの蛍光ぬりたくる
平成二十二年三月二十二日
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ブックオフで105円で買ったので...
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春雷のさわいだこともしずけさも朝のうそつき新芽が伸びる
平成二十二年三月二十一日
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夜中のカミナリと雨風が凄かった。...
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鳴子の湯いがったでがすか雪ん子さ降ったでがんすなおめ風邪ひぐな
平成二十二年三月六日
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地方ことばをまねしてみたけれど、...
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東尋坊の真冬の磯に咲いている花はあらうみ浪雪の華
平成二十二年二月二十八日
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演歌の歌詞みたい。東尋坊って行っ...
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白雲の湧きたつ山のふもと降る二月の雨の温かきかな
平成二十二年二月二十七日
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白雲のわきたつのは温度差があるか...
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ただ涸れて行くのか二月しらうめの花は盛りにいま七分咲き
平成二十二年二月二十五日
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あいにくの曇り空だが、先週から七...
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粉雪のつもりはせぬがしんしんと降りしく春と冬のあひだに
平成二十二年二月十四日
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昨日、こなゆきがふったが、雪らし...
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気がつけばメトロは四谷「サラダ記念日」の章に入りたる本を閉づ
平成二十二年二月十三日
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サラダ記念日を借りて読んだ。先生...
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摂氏二度まで冷えながら曽我山の明けの空みている魔術師よ
平成二十二年二月八日
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摂氏二度というのは、場所によって...
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