花散姫さん
のうた一覧
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子ら寄りて彼の日の如し笑い声 去りては元の静けさもどる
平成三十一年一月二日
13
独立した子どもたちが一堂に会して...
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四十年越え 我ら迎える 欧州は 変わらぬ顔で 黄葉散らす
平成三十年十二月二十二日
10
約40年ぶりに新婚旅行の続きにヨ...
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如月はレンタサイクル影もなし 板ぶきの宮跡にひとり寝転ぶ
平成三十一年二月十二日
10
飛鳥の板ぶきの宮跡に行きました。...
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何をしに生まれて来たという問いはいまだに解けず菩提寺の椋
平成三十一年二月十二日
10
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嫁入りの反物 ハサミ入れる時 そっと写真の母に謝る
平成三十一年一月一日
9
持たせてくれた着物をリフォームし...
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耳底のあのボーイソプラノたぐれども 音の記憶はかくも儚し
平成三十一年一月二日
9
息子が小さい時に、この高い声をい...
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定まらぬ成人の日にまだ慣れぬ 小正月ほどふさわしければ
平成三十一年一月八日
9
成人の日が第2月曜になってから久...
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書架ぬって回遊するごと 吾なりぬ言葉の海を泳ぐ魚に
平成三十年十二月三十日
8
図書館で本を探すひとときが大好き...
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嫁入りのしつけのついた名古屋帯 エイっとハサミを入れて額にす
平成三十年十二月三十一日
8
母に持たせてもらった帯を着ること...
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幾千の言葉を積めば埋めれるの 君と隔てる凍てつく河は
平成三十年十二月二十五日
6
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雲の影山腹に落ちる暮れの日に祝いの鯛を買いに走れば
平成三十年十二月三十日
6
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完熟の 夕日落ち急く ふたかみの 彼にあるとす ぢやふどを想ふ
平成三十年十二月二十三日
5
二上山が西に見えるところに住んで...
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さ霧立ち ひめは眠るか安らけく まほろば線は箸墓過ぐる
平成三十年十二月二十四日
5
ある霧の朝、山の辺の道と平行に走...
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冷蔵庫 断捨離半ばのゆで卵 ハルシュタットの塩振りて食む
平成三十年十二月二十四日
4
冷蔵庫の整理をしていて、期限間近...
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祖母おくり 父をおくりて母おくる その斎場で銀幕デビューす
平成三十年十二月三十日
4
地元の斎場シーンで、エキストラと...
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喪が明けてふたとせぶりの大三輪に 参れる幸せ孫と子と
平成三十一年一月一日
4
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コンビニのコーヒーほどの温かさ 君にはないの 満月高し
平成三十年十二月二十五日
2
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