公子さん
のうた一覧
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月が呼ぶ記憶はいつも美しいこうして人は枯れてゆくのか
平成二十一年九月二十日
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近況を知らせるなかれ君の名よ少年のまま吾にとどまれ
平成二十一年六月九日
18
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同じ花見ていたけれど違うこと考えているだから愛はつらい
平成二十一年三月二十一日
15
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いろいろと格好つけてはみるけれど風呂上りにはガリガリ君出す
平成二十一年六月十一日
11
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あいたくてあいたくて空ながめてた今日は少女の恋をしていた
平成二十一年九月九日
11
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平和とか愛とかすべてひとくくりテレビの人はしあわせそうだ
平成二十一年八月十五日
10
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ジーンズと黒いセーターばかり買う春爛漫に乗り遅れつつある
平成二十一年三月十七日
9
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かみやぶりぱきんと割ってくれる手のそれが見たくて板チョコが好き
平成二十一年九月九日
9
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とりあえず今日は生きてたさよならは明日でもいいし明後日でもいい
平成二十二年九月三十日
9
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三百円の薔薇一本でうれしいなら私は自分を信じられます
平成二十一年四月十四日
7
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スイッチが今は入っていないのね「ON」にした眼で私見て見て
平成二十二年九月三十日
7
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常識を蹴っ飛ばしても愛されたその存在に励まされてた
平成二十一年五月三日
6
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切符売る機械に硬貨入れる手が大好きだからパスモは嫌い
平成二十一年九月九日
6
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夜のバス車窓に映る行き先が曰くありげに見える午後九時
平成二十一年二月十七日
5
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大切な友時として沈黙に耐えてくれない玉に瑕ある
平成二十一年三月十四日
5
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別れまた出会いの廻る三月と四月は心宥めつついく
平成二十一年三月十九日
5
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自己啓発 そんな言葉もあったなと桜の下でふと思い出した
平成二十一年四月三日
5
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三歳がコッパミジンと言いたくてコッパジミンと言い間違えり
平成二十一年八月三十一日
5
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心から去らない人がいる時は雨をながめてため息をつく
平成二十三年六月二十日
5
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すれちがう心のままで好きでいるこのままでいる静かに暮らす
平成二十一年三月四日
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