八慧(やゑ)さん
のうた一覧
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初春の寝覚めは辛く歯が痛む夢の世界に遊んだあした
平成二十九年一月一日
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遠く住む貴方と私溶け合って夢の時間は朝焼けの中
平成二十九年一月一日
1
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「いづれまた」当てにならない約束を恨んで歳が暮れていきます
平成二十八年十二月三十一日
7
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連絡がとれないままの待ち惚けポインセチアを買ったりしてる
平成二十八年十二月二十七日
2
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葉を散らし裸木になる冬の日のただ恨めしく過ぎていく時間
平成二十八年十二月二十三日
4
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柚子の香が湯殿に満ちる冬至の夜出逢った春が一歩近づく
平成二十八年十二月二十二日
7
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冬の日が忽ち昏れて闇の香に微かな影を追っていた頃
平成二十八年十二月二十日
3
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かれがれの枯葉を踏んで枯園にあなた恨んで待ったりしたい
平成二十八年十二月二十日
3
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冬の日は当てにならない約束が実らないままもう暮れていく
平成二十八年十二月十八日
4
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つきたてをほおばる頬が餅肌につやつやひかる朝の餅搗き
平成二十八年十二月十八日
4
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初雪は君があたりにふりぬるやつもる思ひの指にいとしき
平成二十八年十二月十七日
4
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名を書きしそのむかしこそ恋しけれふりてつもれる雪も思ひも
平成二十八年十二月十七日
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夕暮れの風吹き荒ぶ音聞いて蘇らせる反古の約束
平成二十八年十二月十六日
2
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色残す東の空の薄い雲忘れられない夢の形見に
平成二十八年十二月十五日
5
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冴え冴えと過ぎてく夜に来ないままそれでも待って鳩時計聞く
平成二十八年十二月十五日
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狂い咲く花になれない冬の朝薄い日差しに夢を育む
平成二十八年十二月十三日
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約束は木の葉のように散っていき冬晴れの空澄み渡るだけ
平成二十八年十二月十一日
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ゆく道に遠くの昨日思い出す涙色した木の葉が散って
平成二十八年十二月十一日
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訪れのないまま時は移りゆくふる里の野は色なく枯れて
平成二十八年十二月十日
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髪撫でる手の感触がなつかしい山辺の道に冬椿咲く
平成二十八年十二月十日
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