祈り花さん
のうた一覧
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折り紙の勿忘草の花供へ吾子への祈り朝々に捧ぐ
平成二十八年四月二十七日
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千代紙を幾重も折りて青き薔薇匂ひ立ちませ一夜の夢に
平成二十八年五月九日
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老いの身に餘る時間を手仕事に小さき幸を見つめてゐたり
平成二十九年一月十七日
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毎日が平凡に過ぎて行く今がとてつ...
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雨冷えの朝の狹庭に一輪の赤き山茶花冬を運びぬ
平成二十九年十月二十六日
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「雨冷にお湯割りにしたオールドは...
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盛花過ぎ散るに散れずの山茶花の移ろふ色も風任せかな
平成三十年一月八日
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池の某さん、ネットのあちこちでヌ...
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叶ふなら孫の未來をもう少し見つめてゐたし成人までも
平成二十八年五月七日
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亂れ舞ふ雪の散華に葬送の眼窩に宿る頑なのひと
平成二十九年二月十三日
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「ばあちやんのお雜煮うす味だね」と孫に云はれて亡母思ひ出す
平成三十年一月六日
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母の味付けにどうしても似てしまう...
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孫たちの去りたる後の靜けさに遊び疲れし玩具を拾ふ
平成二十九年一月四日
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・・・わたしが疲れました(^0^...
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泥土より生れし睡蓮あかときにこころ彈ませ現世に咲く
平成二十八年四月二十六日
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乳の香を殘したままの幼子を膝に抱へて繪本を開く
平成二十九年二月二日
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思ひ出を纏へる妻の微笑みに時は靜かに過去へと戻る
平成二十九年十月二十四日
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湯川さまの素敵なお歌にヒントを頂...
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産まれ來る孫の靴下小さきを編みつつ馳せる祖母となる日を
平成二十九年十一月二十八日
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前髮を風にとられて驅けてくる孫を抱き上げ春陽を浴びる
平成三十年一月六日
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6歳になった孫娘は私の姿を見つけ...
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くれないに狹庭を染める山茶花の一木華やぐ冬枯れの朝に
平成三十年一月七日
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土手に咲く矢車草の青き風草刈る人の優しさ想ふ
平成二十八年五月十六日
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旅立ちの朝に淡雪薄く降り遺恨共々この陽に溶けよ
平成二十九年二月十三日
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夕暮れの茜に染まる西の空明日への祈り知らず知らずに
平成二十九年十月二十九日
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夕方雨戸を閉め乍ら西の空を見ると...
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木枯らしの荒ぶ音聽く神無月冬の足音早々として
平成二十九年十月三十一日
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昨日は木枯らしの吹きすさぶ寒い日...
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園庭を兩手廣げて驅けて來る幼な兒抱く冬晴れの午後
平成二十九年十一月十八日
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ママの代わりに迎えに行きました。...
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