桜枝巧さん
のうた一覧
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標本のような昼間だ ねこ柄の枕の下へ丸まる背中
令和五年六月六日
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何にでも成れたはずだろ鮮やかなペットボトルのかさぶたを剥ぐ
令和五年五月二十二日
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腐敗する水無月 明日の心臓を冷蔵庫から取り出す深夜
平成三十年六月三十日
3
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わたくしに成り損なったもの達の化粧ポーチの隅のじめじめ
平成三十年六月三十日
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所有物なんて言葉は重すぎて「私の」の「の」は小さめに書く
平成三十年四月十日
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何もかも許されたい夜くらいある羊の眠る柔らかい夢
平成三十年四月十日
3
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雨降る夜 誰かの役に立ちたくてまた完璧に切るベルマーク
平成三十年三月十七日
4
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偽物のひとみがほしい 偽物のイルカをイルカと思えるような
平成三十年二月八日
3
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同じ僕・同じ大きさ・音量で穴あけパンチをがしゃんと言わす
平成三十年二月六日
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「ラズベリー、あたしは今も生きていて君を殺した日を覚えてる」
平成三十年一月二十九日
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悩んでもないのに夜が来てしまう私はひとつ林檎を齧る
平成三十年一月二十九日
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何もかも悟ったような顔をして薄荷の飴を舐めたい日もある
平成三十年一月二十七日
8
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進むことは誰であっても許される 信号のない横断歩道
平成三十年一月二十五日
5
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脳に降り積もった今日を一瞬で溶かしてしまうシャワーは優しい
平成三十年一月二十四日
5
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「こちら地球、現地生物たちの言うジャムパンを今食べたところだ」
平成三十年一月二十日
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それでも、と呟くことを僕たちは努力と言った 哀しみだとも
平成三十年一月十七日
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信じたいものはあるのだ 脳漿を掻き分け泳ぐ金魚たちなど
平成三十年一月十七日
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蟹という字の複雑さ 彼は多分自分のことを分かってほしい
平成三十年一月十二日
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「マイナス」と美しく発音できる人でありたい 今日から二十歳
平成三十年一月十日
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完璧な水道水が蛇口から流れるような息をしている
平成三十年一月八日
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