絮谷新さんのうた一覧 (カテゴリー：自然 並び替え：新着順)
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- 山襞に漂ふ靄の遙けきに花の馨含む春時雨かな 平成二十九年三月二日 18 もっと見る
- 春の陽に風の通へば陽炎の立ちては搖るぐはるけき荒地 平成二十九年二月二十八日 22 もっと見る
- 廢工場崩る烟突音なきに煩はしきは晝の蠅の音 平成二十九年二月二十三日 17 もっと見る
- 嘲りは肺を病みたる竒術師の解體かうぶる春の鶯 平成二十九年二月二十三日 12 もっと見る
- ジャバウォックの咆哮響む春の宵ギムレットには少し早くて 平成二十九年二月二十一日 13 ギムレットにはまだ早い。 もっと見る
- 冬蝶を留む氷瀑覆ひたるは永遠に降り積む氷河のしじま 平成二十九年二月二十日 20 もっと見る
- 己が身を食みて無限の虚ろかな辛夷の白き花咲く後刻 平成二十九年二月十七日 22 なんと言うか、自分でも厨二病が進... もっと見る
- きさらぎはチェルシー橋の燈しごろ椿に積もる雪のくれなゐ 平成二十九年二月十一日 23 スタンダードの曲目にChelse... もっと見る
- 冬田面燈すコンビニ夕まぐれ染みたる空の洗ひ朱深し 平成二十九年二月九日 20 もっと見る
- 切通し雉子の聲の嗄ればみて昃る刻に緑しづもる 平成二十九年二月八日 23 もっと見る
- 寂として霙まじりの日照雨かなさはれ一刻夢のごとしも 平成二十九年二月七日 25 もっと見る
- 靄覆ひし岸の向ふに虹懸けて水鶏の告げる暁降ち 平成二十九年二月六日 20 私が大ファンである湯浅政明のアニ... もっと見る
- ペイズリーの紋樣深み夜の湖に金黒羽白の水葬あはれ 平成二十九年二月六日 18 ペイズリーの由来はカシミール地方... もっと見る
- 人絶へてピーナツバターの溶けるよな虚天にかかる晝の月かな 平成二十九年二月五日 27 もっと見る
- 家々を覆ひて流るる叢雲の底ひの翳は重しとなりや 平成二十九年一月三十日 14 もっと見る
- 凍空に白きページの開かれて凪の川面に立つは漣 平成二十九年一月二十七日 30 もっと見る
- はかなくに胡桃の内に閉ぢられて移ろふ影の一生なるかな 平成二十九年一月二十六日 24 もっと見る
- 山影は氷室の壁に映されて白き象にぞ似たりけるかな 平成二十九年一月二十三日 24 中井英夫氏は「黒衣の短歌史」のな... もっと見る
- 白雪や椿の花の散ぎて懐紙に載するたまゆら 平成二十九年一月二十二日 20 もっと見る
- 色失せてひとり一月いちめんに廣ぐる砂丘に雪の降り積む 平成二十九年一月十六日 23 鳥取砂丘 冠雪 で画像検索すると... もっと見る
