たけのたけのこさん
のうた一覧
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銃弾に倒れし僕の眼はカメラ倒れた先の雑草はうつくし
平成二十八年四月六日
4
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朝起きて現実のくる理不尽を許すよわたしは大人になった
平成二十八年四月六日
5
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わたしはあなたですと言って済めば人称はいらないから宇宙
平成二十八年二月二十八日
5
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男手で万智ちゃんが好きとあるサラダ記念日神保町にて百円也
平成二十八年二月十八日
2
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海へ来た君の髪はいらいらがすっかり抜けて素直になびく
平成二十八年一月十四日
8
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白うさぎとらえんとして雪の原足跡絶えて唯我孤立
平成二十七年十二月二十六日
5
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ひいらぎは淡雪のみぞまといたる姿にて語る化粧の真髄
平成二十七年十二月二十二日
2
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うつせみのことばに生きぬ彼なれば墓に咲きけり彼岸の花
平成二十七年十二月二十二日
5
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雪原にただひとつある木のように何をも頼まず諦めず立たむ
平成二十七年十一月三十日
6
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日が暮れて誰それの影が伸びれども踏まじ踏まれじとビル陰歩く吾
平成二十七年十一月二十六日
3
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近眼の吾にはまるで印象画君と歩く秋の上野
平成二十七年十一月十二日
6
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「雨だねえ」長座布団に寝転んで窓ぎわのサボテン氏と同じ目の高さ
平成二十七年十一月八日
8
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微熱あれば甘えて起きぬ土曜日は母の作りし粥がなつかし
平成二十七年十一月七日
11
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おとなしきうつむきがちの少女にも秋はきたれり靴下の赤
平成二十七年十一月六日
5
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