睦月くらげさん
のうた一覧
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達筆の封書を入れてじいちゃんが両手を叩くポストの前で
平成二十七年九月十日
14
NHK短歌 小島ゆかり 選 ...
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平凡を少し素敵にしてくれる薄桃色のニットの帽子
平成二十八年四月二十八日
11
NHK短歌2016.5月号 佐...
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大人らの避け行く水のたまり場をまっすぐに行く黄色の長靴
平成三十年四月二十八日
11
NHK短歌2018.5月号 大...
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人生という旅にでて四十年 足ぴったりの靴を探して
平成二十八年二月二十一日
10
NHK短歌2016.3月号 佐...
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ともかくも林檎の夏は忙しい「飴にならなきゃ」「パイにならなきゃ」
平成二十七年九月二十九日
8
短歌研究社「うたう☆クラブ」 ...
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脱獄と太く書かれたTシャツを着る青き目のピアノ調律師
平成二十九年九月二十四日
8
NHK短歌2017.10月号 ...
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重力に逆らうように階段を飛ぶ真新しいランドセルが
平成三十年八月八日
8
NHK短歌2018.8月号 松...
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来ないかもしれない人を待っている落書きのあるベンチに座り
平成二十七年九月十日
7
NHK短歌 永田和弘 選 佳...
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しんしんと何も語らぬ夕焼けにわたくしはまた許されていて
平成二十九年七月五日
7
NHK短歌2017.7月号 大...
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扇子持つ芸妓のような老木の枝先反りて湖面に届く
平成二十七年十月十九日
6
毎日歌壇2015.10.19 ...
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抗不安薬飲むわたしには備えつけられていない非常階段
平成二十九年六月九日
6
NHK短歌2017.6月号 黒...
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はるはると二回唱えて春を待つ遥か彼方のチハルのために
平成二十八年三月十一日
5
公募ガイド「短歌の時間」2016...
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初恋はみんな覚えているらしく体の奥でやまぬ潮騒
平成二十八年五月二十八日
5
NHK短歌2016.6月号 坂...
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背を向けてマシンのごとく玉ねぎをみじん切りする優しい嘘に
平成三十年十月三十一日
5
NHK短歌2018.11月号 ...
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雨だねと言えばこちらは晴れだよと答える君とわたくしの距離
令和元年五月一日
5
NHK短歌 2019.5月号 ...
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白遠く掴めないこと知りながら今日も夢見る雲にのること
平成二十七年九月十日
4
短歌研究社「うたう☆クラブ」 ...
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「メモ」と打ち変換される顔文字が見事に笑う三角口で
平成二十八年二月二十一日
4
短歌研究社2016.3月号「うた...
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ずっと恋しましょうという押しつけに抵抗すべくガラスを磨く
平成二十八年四月二十八日
4
短歌研究社2016.5月号「うた...
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キンキンと電波だらけの惑星でわたしは君の駅になりたい
平成二十九年一月十三日
4
公募ガイド「短歌の時間」2017...
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君がいてわたくしがいる淋しさの宇宙に水を注ぎ足している
平成三十年七月十一日
4
公募ガイド「短歌の時間」2018...
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