遠路さん
のうた一覧
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「もう死んでいるんだ、あの星」 きらめいているのに きみもいないんだね、もう
平成二十七年七月十四日
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しんとふる雪は見たことないけれど ぼくの世界はずっとしずかだ
平成二十八年十二月二日
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我慢する幸せに身を委ねおり 背中にほほを寄せてねむる夏
平成二十七年七月十八日
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また今日もたった一言言えぬままシーツの海に沈みゆくぼくら
平成二十七年七月十八日
6
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紺碧をあおぐ黄檗の小さきを あなたは識っているのでしょうか
平成二十七年七月十三日
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きみと生き きみと過ごしたこの箱で 私はひとり 星をながめる
平成二十七年七月十三日
5
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きみの頰にぺたりとしがみついている米粒になりたいと思う夜
平成二十七年七月十五日
5
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あしたこそ逢いたいとだけ祈る夜 ぼくらは地上のアルタイル、ベガ
平成二十七年七月二十八日
5
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水分の飛んだボトルにキスをした 最期の百合とラブ・ロマンスを
平成二十八年五月二十七日
5
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ただ前に進むと決めた あの日から いのちが水のように思えた
平成二十八年九月二十一日
5
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着きました あなたのような常人は 呼吸もできない海の底へと
平成二十八年九月二十二日
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前の「着きました〜」の別バージョ...
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「生きたまま化石になるよ」そう言って死んだの 恋とシーラカンスは
平成二十八年十二月十一日
5
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そんなことあなたを好きなわたしには息をするよりたやすいことです
平成二十九年十月八日
5
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このほしはあなたがいるね それだけで窒素も意味を持ってうまれた
平成二十八年六月九日
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「死ぬことは、褒美なのだ」と さびしげに笑んだあなたの鼓動となりたい
平成二十八年九月十八日
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最果てに あなたを乗せてゆけたなら (かみさまなんていないけれども)
平成二十八年九月二十一日
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着きました あなたのような常人は きっとここでは 呼吸もできない
平成二十八年九月二十一日
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ゲノムさえすこし違えていたならば逆風もなく愛せただろうか
平成二十八年十二月三十一日
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あいされることが幸せなんだって だれかが決めたこの世のことわり
平成二十九年十月二十七日
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じんわりと ぼくの右脳にしみ込んで するりと落ちる空間図形
平成二十七年七月十三日
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