水無月さん
のうた一覧
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初夢の母は厨に今も立ち三が日とて休む手のなく
令和六年一月四日
12
料理上手な母でした
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退院の父に指さす白き富士来たりし年はきっと良き年
令和五年十二月三十一日
8
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面談の帰りに寄りしケーキ屋の父にもらいし苺のケーキ
令和五年十二月二十五日
7
高三の三者面談の帰りに父が「寄る...
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栗喰めばまして偲はゆ厚皮をせっせと剥きし母の細き手
令和五年十一月六日
8
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手をとりて家族が一番と言いし父ぞ恋しき一人迎う秋
令和五年十月五日
10
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幼子にのおやすみのチューせがんでたパパの遺影のほっぺにチュ
令和五年二月二十四日
8
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東風吹かば春を忘れぬ梅のよに母に再び会えれば良いに
令和五年二月十一日
5
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ただいまと玄関開ける父の背にとびついてただハグしたかった
令和五年二月六日
10
夢の中の父は笑顔で帰って来たのに...
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寒いから風邪ひかないでと母からの来ない電話を待ち侘ぶる夜
令和五年一月三十日
5
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寒い日に負けじと耐えて咲く花に父も病に負けませぬよう
令和四年十二月十三日
5
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「母さんよ」電話の声に目を覚ます墓参りし明くる冬の朝
令和四年十二月十二日
1
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暗闇に「留守」の字赤く点滅す恐るおそるに「再生」を押す
令和四年十二月十二日
4
高齢の父が入院、不安な毎日です。
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もう少しやさしくすればよかったと悔やんで叫ぶ母へのリフレイン
令和四年十月二十七日
5
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わが膝に眠れる小犬醒めよう身じろぎもせずじっと正座す
令和四年十月十四日
2
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父母と小犬弔いし日遠く一人懐かしむ母の遺骨の傍
令和四年十月一日
1
納骨に向かう車中で、3人で小犬を...
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母残すお休みの絵文字愛しく今宵も眺め一日を終ふ
令和四年九月二十八日
2
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旅先の湯かけ流せし母の背の今は恋しき染みの色さえ
令和四年九月十九日
5
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お休みと母が残せし絵文字見つ挨拶をしてけふを終えん
令和四年九月十九日
4
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紅葉の山に朝もや立ち込めてあと幾たびや母と旅する
平成二十八年十一月十八日
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車窓より色づく山を覗き見て母は童女の如くにはしゃぐ
平成二十八年十一月十八日
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