有丘紫橙さん
のうた一覧
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雨を浴び凛と佇む白百合の街灯の色に染まることなし
平成二十七年八月二十一日
8
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ビー玉を思わせるほど精密なラムネにつめたい月、琥珀色
平成二十七年八月二日
9
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寝苦しき夜には三ツ矢サイダーとよなよなエールが登板します
平成二十七年七月三十一日
3
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本棚が満たされてゆく一方で心のうろはひろがってゆく
平成二十七年七月三十一日
5
Twitter上にて詠みました。
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給食のやうなにほひがしてゐる手同じ釜なる飯を食らひて
平成二十七年七月二十一日
2
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美しきひとばかり見る大阪は人がビルごと乱立してる
平成二十七年七月二十一日
6
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飲み干してやろうぜあいつのことなんかだから俺にも水割りをくれ
平成二十七年七月二十日
9
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登り坂その頂きの三日月が我が不甲斐なさ嗤うがごとく
平成二十七年七月十九日
10
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スペードのA手にしたようなもの覚えておくよ君の好物
平成二十七年六月二十二日
6
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挟まった睫毛が語りかけている棚に戻したのは眠さから
平成二十七年六月十六日
1
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ふと気づく改源の味に似ていると微熱を奪うジャックダニエル
平成二十七年六月十一日
2
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梅雨曇りあえて明かりをつけもせず歌集と句集を読みふける居間
平成二十七年六月九日
9
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塩振れば融けゆく様の罪深く二度とふらぬと誓いし驟雨
平成二十七年六月九日
0
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酒こそが私の燃料、ガソリンと言ったそばから爆発してる
平成二十七年六月七日
5
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羽虫きて手で払わずにフーと吹く友がおどけて言うナイス、フー
平成二十七年六月七日
2
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砂時計思い出すのは小学校背もたれのない理科室の椅子
平成二十七年六月五日
12
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俺はそうチョコラブなんだ隣には道蓮みたいなツッコミが要る
平成二十七年六月五日
2
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前フリをされて一発ギャグをする必ずスベるそれも笑いに
平成二十七年六月五日
1
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はらはらと窓にぶつかる音聞けば今日の予定も洗い流され
平成二十七年六月五日
7
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