メンヘラ 大学生さん
のうた一覧
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悲しみの深度を測る物差しはいくつ使えば足りるだろうか
平成二十七年五月十八日
12
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喋っても一緒にいてもさみしさがゆっくり体を貫いていく
平成二十七年五月十八日
8
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下宿先 食べても寝ても一人だけ どこにも家庭がなくて悲しい
平成二十七年五月二十日
8
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ふるさとにただ帰りたい寂しくてここには私の家庭がなくて
平成二十七年五月十九日
6
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故郷から遠く離れたこの場所を好きになるにはどうしたらいい
平成二十七年五月二十日
6
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「大丈夫?寂しくないか?」と母が訊く 「寂しくないよ」と強がってみる
平成二十七年五月二十二日
6
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憎かった母さん父さんふるさとがどうしてこんなに愛おしいのか
平成二十七年五月二十一日
5
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さみしくて不安で通話した後に閉じた瞼の裏の残像
平成二十七年五月十七日
4
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あなたには軽い気持ちの約束が私はめちゃくちゃ楽しみだった
平成二十七年五月十九日
4
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友達はいないし恋人もいないし誰にも助けを呼べない都会
平成二十七年五月二十二日
4
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何もかも自分でやらねばならぬこと 誰も近くにいない寂しさ
平成二十七年五月二十二日
4
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不安とか死にたいだとか孤独とか煮詰めて精製される悲しみ
平成二十七年五月十七日
3
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瓦解した心をやっと修理したのにまたボロボロと壊れ始める
平成二十七年五月十八日
3
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七か月ぶりにあなたに電話する 最初に「ごめん」と言おうと思う
平成二十七年五月十八日
3
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愛でられる桜は嫌い ぼろぼろに踏みつけられる花びらが好き
平成二十七年五月十八日
3
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この部屋に一人だとふと気づくとき浮かぶ「あなた」の数を数える
平成二十七年五月二十日
3
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人が住む場所と思えぬこの場所にそれでも住んでる子供、主婦、猫
平成二十七年五月二十一日
3
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感情を語れば少し軽くなる 空っぽになる ひび割れていく
平成二十七年五月二十一日
3
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死にたいともう思わないそれなのにどうしようもない悲しみがある
平成二十七年五月十七日
2
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もう今は語るほかない悲しみを語ることすら悲しみになる
平成二十七年五月十七日
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