深谷真雪さん
のうた一覧
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言の葉は脆いからそっと解いてく葉脈が包むあなたに逢おう
令和五年十月二十三日
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もがくほど破れかぶれの紙くずだ雨よ もう私を溶かせ
令和五年十月二十三日
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君思ふ雨夜にひとり詠みをれば鼓動は走る雨音のはやさ
令和五年十月二十三日
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仄暗き己の内に気付かされ其処へ刃を立てる衝動
令和五年五月二十三日
4
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飛ぶための力たくわえ伏している墜ちた鳥はまだ生きている
令和二年十二月九日
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夜明けまで眠れなくなって幾月か今夜も目が覚めてしまった
令和二年十月三十日
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我の中棲む怪物の正体を突き止めた今なら向き合える
令和二年八月二十五日
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自分の中で暴れる″何か″の正体が...
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もう少しあともう少し離脱したレースに戻り走り出す日は
令和二年八月二十二日
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名残すら残さず霧は消えゆきて誰の記憶にも私は居ない
令和二年七月七日
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荒れ狂う嵐に向かう背中たちを支えるひと欠片でありたい
令和二年五月一日
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名ばかりの春 微笑みが消えてゆくいつもの春が戻る日はいつ
令和二年四月十七日
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人の身でヒトアレルギー 病とは言えず耐えて耐えて生きる
令和二年一月十五日
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人間なのに、直接人と接するのがど...
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熱すぎて触れられそうもない炎わたしは人を直に愛せない
令和元年十二月二十二日
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社会という海の岸辺でこつこつと小舟を直す 空は暮れどき
令和元年十二月二十二日
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逃げはしない目をつむることも泣くこともひたすら歩く この眼見開き
平成三十年十二月九日
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夜明け前 ひとりきり立つ無人駅 見上げれば空 どこまでも蒼い
平成三十年十二月九日
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いてもいい?いなくてもいい?いないほうがいいのかも?いや、誰も気にしてない
平成三十年十一月二十四日
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生存はしています今いる場所は真っ暗闇で先は見えない
平成三十年十一月十六日
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とりあえず 生存しております ...
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そらあおい そらもえている 壊れかけの心何度もつぶやいている
平成三十年十月二十一日
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糸はまだ繋がるらしい あきらめた一次試験の合格通知
平成三十年十月十四日
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これからが大変だけれども。
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