律子さん
のうた一覧
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帰らない?一緒に、君が笑った日 千年むかし、夕暮れ、水曜
平成二十八年六月二十三日
1
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嘘をつくあの人に触れた手のひらを石鹸で洗う、群青、午後9時
平成二十八年六月二十三日
4
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光景が焼き付いた目で泣く君のその網膜を交換したい
平成二十八年六月十九日
4
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夢のなか甘い言葉をくれる君(耳たぶの裏、ほくろがないわ)
平成二十八年三月二十八日
3
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「もしもし、聴こえてますか」夢の中で 鬼籍でもなお出ないか「もしも
平成二十八年二月二十日
2
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すきなもの 睦月、木漏れ日、昼下がり、睫毛、横顔、本めくる指
平成二十八年二月十九日
12
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黙ってて 質問しないで 胎内のような気分で沈みたいだけ
平成二十八年二月十八日
5
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「さようなら」そう言う君の横顔をまぶたの裏で綺麗に燃やす
平成二十七年七月五日
5
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わたし この まあるい命をなげすてて とがった命を探しに行くわ
平成二十七年七月五日
2
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林檎飴くれたあなたと触れ合った指先わずか五ミリの喜び
平成二十七年四月六日
6
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一卵性のあの子はこの世にいないので鏡に向かってひみつのはなし
平成二十七年四月六日
6
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さようなら、また会いに来ます、午前二時 月の見えない寂しい夜に
平成二十七年四月五日
3
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てのひらに花びら一枚くれた君 滲んで消えてく とおいとおい春
平成二十七年三月三十一日
5
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清楚可憐 そう言うあなたにばれぬよう黒い蝶々を胸元に飼う
平成二十七年三月二十八日
8
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もしもしと言えずに終わる今日なので夢の中では君に逢いたい
平成二十七年三月二十六日
10
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月の夜の色したカーテン頬撫でて氷舐めつつさらわれるを待つ
平成二十七年三月二十六日
1
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