ゆりさん
のうた一覧
(カテゴリー:挽歌 並び替え:新着順)
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梅雨いろのこの風吹いた次の朝しずかに消えた母のともしび
平成二十七年六月三日
15
この風吹くたびに思い出します、年...
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紫陽花が好きになってるいつの間に母の後ろを追いかけている
平成二十七年六月三日
16
母の好きな季節、母の好きな花…年...
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風が吹き季節が変わるとささやいたまだいかないで母の手を取る
平成二十七年五月二十五日
20
またこの季節が来ました…
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庭の隅草花を摘む薄い皮膚緑に溶ける紫陽花と母
平成二十七年五月二十五日
11
また今年もアジサイの季節になりま...
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母の日にみどりの風が部屋に舞いしずかな瞳に包まれている
平成二十七年五月十一日
10
母の日に… ベッドの母の静かなま...
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風みどり部屋の隅っこラジオ聴く母を感じる拍子木の音
平成二十七年五月十一日
12
母の好きだったお相撲、今年も五月...
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ご苦労様ですと心でお辞儀する介護士さんの自転車見かけ
平成二十七年四月二十四日
7
よそのお宅の玄関先に訪問介護士さ...
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花曇り黄色鮮やかチューリップサヨナラだけどずっと見てたよ
平成二十七年四月二十日
6
短い季節だけどずっと見ていたよと...
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澄み渡る空に手紙を飛ばしますベランダ経由西の国ゆき
平成二十七年四月十五日
6
ベランダから風にのせて…
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雨行きて透明な空風そよぎ今日はあなたに手紙を書く日
平成二十七年四月十五日
12
雨の日が続き、やっと晴れました、...
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桜散る散る木の下で手を合わすここでならまた会える気がして
平成二十七年四月十日
5
桜を見上げて想う事…遠くへ行った...
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青空に菜の花の海その向こう鍬持つ父の背中のっそり
平成二十七年四月十日
11
菜の花畑と父の思い出です…
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さあさあとシーツのすそをめくるよにさくら駆けてく花びら散らし
平成二十七年四月七日
7
あっというまに桜の季節が過ぎまし...
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はるがすみ記憶と今とあやふやに母がいた午後母いない午後
平成二十七年三月十六日
9
今日は朝から春霞が出ていました。...
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はらはらと春風吹きて母想う花びらは散る言葉にかわり
平成二十七年三月十二日
7
春が好きな母でした。
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このたびはどうもお世話になりました誇り高き人ホームへ行く日
平成二十七年三月十日
7
こちらこそ永らくお世話になりまし...
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しゃがみこみ紅梅の下花びらをあつめる母の静かな啓蟄
平成二十七年三月六日
15
あの時、母は何を思っていたのでし...
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窓辺にはまた春が来て母想うベッドの端で微笑むすがた
平成二十七年三月六日
10
母の好きな春がまためぐってきまし...
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鼻先に母の気配の風吹いてうぐいすぱんを求めて帰る
平成二十七年一月二十三日
5
まだまだ寒いですが、どことなく春...
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ほおずりをしてみたいなあ懐かしいあの仔のシッポねこやなぎの芽
平成二十七年一月十六日
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