ぷよよんさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- とらわれのあまた蛍をときはなつ耳朶の翳りのちいさな闇に 平成二十一年五月二十八日 3 もっと見る
- 生産という名の業を繰り返す転写機のごと摩耗の部品 平成二十一年五月二十八日 6 もっと見る
- うむことを生業とする歯車に投じる石は冠を射る 平成二十一年五月二十八日 1 もっと見る
- 音のない羽化の前夜に透けてゆく塑像の裸婦は虚無かもしれず 平成二十一年五月二十八日 11 もっと見る
- 水銀のくるまる粒を撫でている箒の先は泣いているだろう 平成二十一年五月八日 2 もっと見る
- 砂という地球のかけらを握りしめ はかなさを知る蜉蝣のこと 平成二十一年五月八日 2 もっと見る
- ヴィーナスの生まれた泡をつかまえてわれもなりたし海の精霊 平成二十一年五月八日 2 もっと見る
- プラチナの５パーセントの混沌が初潮を知らぬ少女に混ざる 平成二十一年五月八日 4 もっと見る
- 張りつめる硝子ケースに一輪の不老の薔薇は生きてはいない 平成二十一年四月三十日 2 もっと見る
- 群をなすネオンテトラの一匹の哀しき青は水に溶けない 平成二十一年四月三十日 6 もっと見る
- 生といふ光がここにあるならば羽化した蝉のオーロラだとか 平成二十一年四月三十日 3 もっと見る
- 置き場なきメトロノームを抱いてみる 鍵盤たたく指をなくした 平成二十一年三月二十八日 3 もっと見る
- 強さとはきみの持ってるしなやかさ いつでもおいでドアはあけとく 平成二十一年三月二十八日 4 もっと見る
- 今 ここにいてはいけない海にいる 日蝕の日は今日なのだろう 平成二十一年三月二十日 1 もっと見る
- いま知った 金木犀とフリージア 同じトーンの甘さ持ってる 平成二十一年三月九日 3 もっと見る
- 三枚の紙の軽さと尊さが水平なりしスラムの街よ 平成二十一年二月二十三日 2 世界のスラム街では今尚、子どもり... もっと見る
- 忘れてた笑顔をむかえに行ってくる 春待草のふくらむ場所に 平成二十一年二月四日 11 もっと見る
- 寒空にふくらむすずめの羽根のなか 春の童がかくれんぼして 平成二十一年一月二十二日 6 もっと見る
- おんなとは子をなす器なればこそ この空間をうめられぬまま 平成二十一年一月十六日 7 もっと見る
- やはらかな双つの丘は子を待たず またひとつ卵うみ落とす我 平成二十一年一月十六日 3 もっと見る
