鴨ミールさん
のうた一覧
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年々と基礎体温が下がりゆく わたしは幾分か夜へ近づく
平成二十八年十月二日
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低体温です2
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五度四分 三時の渋谷交差点越ゆわれは人より夜に近しい
平成二十八年十月二日
7
低体温です
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「生」が喜劇であると同時に「生活」は悲劇であると心で思う
平成二十八年三月五日
2
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淋しさの雪は真夜中積もってく朝になったら消えてしまうけど
平成二十八年三月五日
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名前のない色ばかりパレットに出す 君しかいない君を描くため
平成二十七年十月二十六日
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濃さだとか明暗だとかが違うのに一重に「青」と呼ばれる我ら
平成二十七年十月二十六日
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若者っぽいことを言ってみた
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雨の日は傘の代わりに七色の絵具を持ってく 虹を描くため
平成二十七年十月二十五日
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氷です割れましたからわかります玻璃の君には優しさも火で
平成二十七年九月二日
3
あったかくしても冷たくしても壊れ...
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今日の日も呼吸のふりで泡を吐く明日も明日もずっと深海
平成二十七年九月二日
7
六年前と変わらない自分を見つけた
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痛みとか熱とか微笑みの弧度とかもう脱ぎ去って さよなら天国
平成二十七年九月二日
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人間やめよう
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恥ずかしくてちっちゃな僕の絶望よいつか遠くへわたる風になれ
平成二十七年四月二十一日
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あの日々にクランクアップしたハッピーエンドの続きを今も見ている
平成二十七年二月十日
3
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哀しみのダンスシューズで踊り果てる机上のあなたにやさしい二月は
平成二十七年二月十日
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まだ何も始まらない季節
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人の瞳という街灯に火を点けて黄昏れを征くランプライター
平成二十七年一月二十九日
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無理ですと言えばそこにて終わりです 今夜も風を集めている
平成二十七年一月二十八日
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さよならを始める君のやさしさよ 別れはとうに仕舞った後で
平成二十七年一月二十四日
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後悔の色は知らない彼の色が我の瞳を目晦ますゆえ
平成二十七年一月五日
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風船のようです素敵ですきっと考えてないところがでしょう
平成二十六年十二月二十九日
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誰にでも果実と泥があることを黙って咀嚼している夕べ
平成二十六年十二月二十九日
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夕焼けにあなたの落とした光らがきらきらとして振り向けば夏
平成二十六年十二月二日
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