淋州さん
のうた一覧
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朔の野に 蛍火一つ 輝けり 地にも光はあらむとぞおぼゆ
平成二十五年十二月二十九日
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蛾眉が影 井筒の奥に 映りたる 手にすくう事も 叶うこと無し
平成二十五年十二月二十九日
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縁とて 通い無ければ 艶もでず さびて臥待ちするもかなわず
平成二十五年十二月二十九日
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つごもりを 過ぎて幾年 待宵の 月は昇れど 見る人はなく
平成二十五年十二月二十九日
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時尽きて 待ち人されり 風に聞く 満ちたる月の 陰に隠れん
平成二十五年十二月二十九日
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ハゼの葉の 裏に隠れし 我なれば 青梅の君は うれにけるかな
平成二十五年十二月十一日
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また一人、州に残されました
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同窓の すべて懐かし 呼びかけに 答えずうらむ 脾肉の我が身を
平成二十五年十月二十八日
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我が身すべてが恥なのです
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夢のたび ゆきつけるさき 月が裏 我が誠は いづくにありや
平成二十五年十月十六日
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現実と夢、本心はどちらが映してい...
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故郷より 老いたる祖母の 都くる ありがたければ 胸は塞がれ
平成二十五年十月十四日
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己が死後を当然に語る人と、後何度...
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恋人の 髪くしけずり あやがらみ 胸わだかまり 指は冷たく
平成二十五年十月十一日
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片翼の つがう鴛鴦 なれの果て 夢にて伝う 時は過ぎにき
平成二十五年十月十一日
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岩に割かれ 尽きが浦にて 待つ人を 夢にまでみる 我が未練かな
平成二十五年十月十一日
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渋皮や 紅色は 勇なれど やぶれば 艶なる 香ぞはなちける
平成二十五年十月十日
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ご想像におまかせします
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動かぬは 若きカワセミ 手の中の 水面に映えた きらめきは消ゆ
平成二十五年十月九日
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この歌は 柩挽くとき うたうもの
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