なな生さん
のうた一覧
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空遠く月は凍えて光りおりつないだ手から別れの予感
平成二十六年一月十四日
32
冬が終わったら
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寂しさを心の隙間にもつひとに触れて自分の寂しさを知る
平成二十五年十月十三日
19
寂しかったんだ
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冬の日の陽だまりみたいな優しさが隠した氷を暴いて溶かす
平成二十六年一月三十日
14
まいりました
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霧雨に金木犀が香るから夜に紛れて君をつれてく
平成二十五年十月五日
12
一緒に逃げよう
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他の子と笑うあなたを見るたびに緑の眼した怪物になる
平成二十五年十月六日
12
他の子をみないで
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太陽が血を吐きながら沈んでく君も染まるよ ほら、夕暮れです
平成二十五年十月二十三日
9
真っ赤
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焼きそばの焼けるニオイと喧騒とあの頃私無敵だったな
平成二十五年十一月四日
9
学生時代を思い出す
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甘いもの食べてるあの子ながめてる彼の顔のがよっぽどあまい
平成二十五年十二月十四日
9
ごちそうさま
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光りさすあなたの邪魔にならぬよに思い出さえも残さないよに
平成二十六年一月十七日
9
消えていく
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ちょっとだけ猫背な背中を盗み見る今日の収穫・あまいものが好き
平成二十五年十月一日
8
見てるだけ
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親類の愛憎渦巻く御葬式人のかたちがぐにゃりと歪み
平成二十五年十月三十日
8
異形に見える
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優しさを貪れるだけ貪って消化不良で吐き気がするよ
平成二十五年十一月五日
8
自業自得
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捨てられぬ言葉がしんしん降り積もる大好きだった大好きだった
平成二十五年十一月十三日
8
ちゃんと言えば良かった
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教えてよ鏡よ鏡よ鏡さんあの人に今、触れる温度を
平成二十五年十二月二十日
8
妄想しちゃう
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優しさや温和がウリの彼の目は諦めたよな色をしている
平成二十五年十月八日
7
だから全てを受け入れる
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石榴の実満開の桜雪の庭見せたいものがたくさんあるよ
平成二十五年十月二十五日
7
だからまだ一緒に
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日本語の苦手な君へ呟いた我な忘れそ我な忘れそ
平成二十五年十二月二十二日
7
伝わって欲しいけど伝わらないで欲...
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写真からあなたの過去を盗み見て赤の他人と思い知ったわ
平成二十六年一月十日
7
なんでも知ってる気になってた
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あなたにはたくさんいいとこあるけれど足の小指のかたちが好きだ
平成二十五年九月二十四日
6
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長雨で世界が沈むその前に味噌と小松菜買いに行かなきゃ
平成二十五年十月二日
6
ご飯作って待ってるね
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