猫四手さん
のうた一覧
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報われぬ恋はしないと決めたから犬の瞳で此方を見るな
平成二十五年二月十日
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春泥に君の伏目が落とした影を僕ならそれを感情と呼ぶ
平成二十五年二月十日
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君なしの世界はいつも寒すぎて僕は猫背をなおせずにいる
平成二十八年一月十八日
8
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ハートよりしかくに似てる恋だからアプリみたいに消せたらいいね
平成二十六年十一月十四日
7
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夢枕ひとつ立つてはくれぬので僕は銀河を渡つていきます
平成二十五年二月十日
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柔らかい棘に気付かず傷つく君の 涙にきゅんとしていてごめん
平成二十五年二月十日
6
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寄る辺無いふたりは駅の自販機のコーンスープで幸せだった
平成二十八年一月十五日
6
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側に居てくれはしないかベローチェのミルクココアが冷めるまででも
平成二十九年三月十二日
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少しずつ放せなくなっていきました 燦く遅効性の毒だね
平成二十五年二月十一日
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細胞のひとつひとつに触れたくて 君の酸素になりたい俺です
平成二十五年二月十三日
5
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朝靄にまだ微睡みの遠鳴りへ睫毛を伏せる君の清しさ
平成二十六年十月二十四日
5
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紺碧に沈む夕陽を眺めてるいかで戻らん此処は断崖
平成二十六年十一月十五日
5
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似合わない卒業式のスーツにもかえれなくって先生 先生
平成二十六年十一月十六日
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寂しさを安い言葉で埋めた夜君が吹く午前二時の口笛
平成二十六年十一月十六日
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僕だけを全てにできない君がいてアルデバランは別れに似てる
平成二十六年十一月十六日
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幸せにするよと君が笑うから一緒に地獄へなんて言えない
平成二十七年十二月三十日
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「君の瞳は銀河だったね」過去形の僕の意図すら知らずにいたの
平成二十八年一月三日
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暗闇で君と探したあの夜を見つけられずにまだ走ってる
平成二十八年二月七日
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旅立ちは出会った時からはじまった 生花のコサージュ いつかどこかで
平成二十九年三月十日
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如月は未だ肺腑のわだかまり 君の名前も思い出せない
平成二十五年二月十日
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