るるぶるさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
- 地球より脱出したや引く波に呑まれてゆきし万のたましい 平成二十五年七月四日 3 私は、幸いにも被害の無い地方にお... もっと見る
- 満月の黄金の波に珊瑚らは嗚咽のように卵を放つ 平成二十五年七月二日 5 命を引き継ぐことのきらびやかな輝... もっと見る
- 竹の節を切ってみよとや梅雨の月溢れ出づるは無限の霓か 平成二十五年六月二十九日 2 梅雨時の月と竹叢は呼応し合って神... もっと見る
- 「なにしてる？」「いま電話してる！」幼児へ外出先から電話をすれば 平成二十五年六月二十七日 3 もっと見る
- 高層に吸い込まれたる白雲は灰色帯びてゆっくり出でし 平成二十五年六月十日 1 高層ビルの向こうに白い雲が行く。... もっと見る
- 花吹雪にふりそそがれし夢の橋渡れず髪をなびかせている 平成二十五年五月三十一日 7 もし、渡ってしまったら美しいもの... もっと見る
- 蒼天にたましい抜かれ空蝉は敷石道をカラカラとゆく 平成二十五年五月三十日 7 かつて命が宿っていたものの、抜け... もっと見る
- 草叢の激しくゆれて子猫らに乳吸われいる澄みし眼と合う 平成二十五年五月二十六日 13 足元の草叢が不思議な揺れ方をしま... もっと見る
- 勿忘草の煌煌こぼす青色を見つめたゆえに涙は溜まる 平成二十五年五月二十二日 6 青い色がとても好きです。 空の... もっと見る
- 花かげに戻ることなき遭遇の罪の想いをにれがみている 平成二十五年五月十九日 2 ある出会いのなかで、偶然が重なっ... もっと見る
- ガラス器にひげ根をぐるりと巻きつけて青き風信子は寂しさ燃やす 平成二十五年五月十三日 5 ガラス器に仕立てたヒヤシンスに、... もっと見る
- 「ババ抜き」の婆はケースにあることを皆知っている幸せゲーム 平成二十五年五月九日 7 一つのグループが、同じ方向を向い... もっと見る
- 父母はすでに常世の夕闇に明滅はかなき蛍火を追う 平成二十四年七月十二日 11 黄泉の国は不老不死の国。！ 父母... もっと見る
- 小屋の扉もとうに開かぬ鳩時計に我が家は今日も統べられている 平成二十四年七月十一日 6 鳩時計の扉が開かなくなって、中で... もっと見る
- 在ることの哀しみを耐え古代蓮千年の香を一気に放つ 平成二十四年七月十日 11 種に変身（？）して、千年も生き続... もっと見る
- 高層の窓に澄みいる青空へ鳶飛び込んでゆきしままなり 平成二十四年七月九日 4 硝子張りの高層ビルに、果てしなき... もっと見る
- あなたへの思いがしずかに澄む今宵織女の機の音止みている 平成二十四年七月八日 5 七夕は、幼かった頃の懐かしい母の... もっと見る
- 昨日の雨のせつなき地の潦アルタイルとベガはさざなみゆらす 平成二十四年七月八日 3 毎年、なぜか雨の多い七夕の夜です... もっと見る
- われもまた寂しき背か雑踏に紛れゆく老父の背を見ている 平成二十四年七月六日 8 私の実の両親は、母が先に逝きまし... もっと見る
- 星たちと語り合いいし夏山より日常の迷路へ下りゆきたり 平成二十四年七月五日 4 日常とは、迷路のようだと思われる... もっと見る
