葛山葛粉さん
のうた一覧
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あいうえおかきくけこさしすきでしたちつてとなにぬねえきいてるの
平成二十四年五月二十九日
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カーテンがすこしなびいた状態をしあわせと呼ぶことに決めました
平成二十四年五月三十日
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誰にでも優しい人は誰にでも平等に降る雨みたい。冷たい。
平成二十四年六月三日
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嘘ばかりつくわたくしの真実が行方不明で困っています
平成二十四年六月六日
8
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くちびるは「ふ」の発音で言っているおしあわせにねおしあわせにね
平成二十四年七月十一日
8
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目覚めればなつ、この空も今はまだ誰のものでもなくただ、あおい
平成二十四年七月十二日
7
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この恋はフィクションでしたと終わらせて本棚をまた整理している
平成二十四年八月十一日
7
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(さよならが別れの言葉に相応しいとしても)ありがとうありがとう
平成二十四年五月三十日
6
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いただいた苦労が口に合わなくてハローワークにスキップで行く
平成二十四年六月十二日
6
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さびしいと言えなかったりする理由を分かっていないあの子が可愛い
平成二十四年六月十三日
6
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ほんとうの悲しいには息出来ず「かなしい」とだけひらがなで吐く
平成二十四年六月十七日
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遠くなる声の弱さで知ったのは 思ってたより弱い生き物
平成二十四年六月二十六日
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忘れなきゃいけないことは何一つしてないと咲き誇るひまわり
平成二十四年七月三十日
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「口角をあと十度だけ上げてみて」それが笑うという事だから
平成二十四年五月二十九日
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目尻だけゆるめてみれば善人に見えてしまうのでご注意ください
平成二十四年五月二十九日
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まぶたにはひらく仕事があるけれどきみをみつめる休憩もある
平成二十四年五月三十日
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くるしみもかなしみもみな落ちにくい醤油のようなただのシミです
平成二十四年五月三十一日
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方向が定まらなくて焦る日々進めばいいか戻ればいいか
平成二十四年六月四日
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あいまいな感情などは捨て去ってシンプルに好き嫌いで生きたい
平成二十四年六月六日
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ごくたまに疼いてしまう古傷を無意識に掻く右手が憎い
平成二十四年六月七日
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