小山 薫さん
のうた一覧
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春の日の川面に揺れる光こそ桜を見ゆる君のまなざし
平成二十四年四月八日
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遅咲きの花とは知らねど春の後愛でる間もなく君は散るなり
平成二十四年四月十四日
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病ゆへ休みを得たる早春の野花咲なむ故郷の丘
平成二十四年三月十七日
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河岸の菜の花手折る君の手に春の足音共に響きぬ
平成二十四年三月二十日
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梅が枝の咲きぬる別れ来たりても君の匂ひの思いこそあれ
平成二十四年三月二十九日
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故郷の丘をめぐりて春の花零れる光空へ空へと
平成二十四年四月一日
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高水に皇子もながめし山桜二人すわりて手を繋ぎたり
平成二十四年四月三日
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言の葉に紛れる気配漂うに慕うる仲を知らるぞ苦しき
平成二十四年四月十一日
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今もなほ心の中はあなたとの桜の日々を過ごしゆくなり
平成二十四年四月十六日
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この恋は戯れ事と言はれとも桜の花に落ちる涙は
平成二十四年四月十七日
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さりとても遠き記憶の憧憬は儚くもなほこころ苦しき
平成二十四年三月二十三日
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ささやかな夢のようにと思へども君と逢う日の心うれしき
平成二十四年三月二十六日
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いつしかに心化粧は無いままに恋に落ちたることに気づきし
平成二十四年三月二十八日
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嵐吹く染井吉野の花に似てともに散るらめ君と我こそ
平成二十四年四月七日
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山桜咲き乱るるは紫の心憂ふ日の君の様なり
平成二十四年四月七日
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はからずも恋に落ちたり春の陽は深山に歩き桜見ること
平成二十四年四月十五日
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行く春の朧げなりし面影に若紫のゆかりをぞみる
平成二十四年三月二十四日
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わたしへの告白めいたひとことにあわてふためき離れし君よ
平成二十四年三月二十五日
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あやなしと思ふ心があればこそ戯れせむと恋をするなれ
平成二十四年三月三十日
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きよげなる君の面影なつかしき春如月の桜木の下
平成二十四年四月二日
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