床子さん
のうた一覧
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我が心 熱さず冷まさず包み込む温さに浸る 春の陽の陰
平成二十八年四月二十五日
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いつもより少しお高いパン焼いて もちもち もちもち 「顎いたい」
平成二十八年四月二十一日
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膨らんだ金魚の腹がきらめいて私の愛の重さを照らす
平成二十八年四月二十一日
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戯れに買いしオダマキ一鉢を真中に据える 孤独なベランダ
平成二十八年四月二十一日
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「寂しさが僕のひとつの真理です。」匿名の場の小声の主張
平成二十五年六月二日
6
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繋ぐ手を失い孤独な左手は 春風に舞う吹雪に凍る
平成二十五年四月六日
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言葉には涙と何かが混じってた「優しくなれない君も好 きだ よ」
平成二十五年一月二十七日
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傷つける人の手にもまた傷を見つけちゃうから 視界が 滲む
平成二十五年一月二十七日
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寂しさがパピコみたいに分けあえるものだったらばという仮定形
平成二十五年一月二十五日
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教科書に等式書き足す寂しさや痛みや涙 イコール生きてる
平成二十四年五月十五日
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風を切り走る四月の自転車は舞い散る桜 その先を行く
平成二十四年四月十五日
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ちぐはぐが未熟な身には丁度いいパスタは箸でコーヒー湯呑みで
平成二十四年四月十五日
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知恵の実を禁忌としたのは優しさで知れば知るほど鬱くしい日々
平成二十四年四月十二日
1
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いつだって甘える相手に飢えている真夜中ひとり かじるクッキー
平成二十四年四月九日
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歌にすらならない 三十一文字に 届かなかった淡い感傷
平成二十四年三月三日
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感情の墓場に死体積み上げて築き上げてく安息の日々
平成二十四年二月二十八日
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右隣 寝ていた少女ここで降りやっと右手でケータイ持てる
平成二十四年二月二十三日
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電車なう
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固まった蜂蜜 紅茶に溶けるのを今度は待つよ ゆっくり待つよ
平成二十四年二月二十二日
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目覚めたら世界がなんと薔薇色に!そんな夢さえみないで眠る
平成二十四年二月二十日
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「愛してる いつか誰かに 言ってみたい」これがきっと辞世の句になる
平成二十四年二月二十日
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ネガティブ思考です
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