カミツレさん
のうた一覧
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君へ捧ぐ別れの言葉見つけんとミモザの花に会いに行きたい
平成二十六年三月九日
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君のいるアメリカは夜、寂しいと言えずに不思議と言い替えた真昼
平成二十六年三月八日
4
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如月の椿のあかがまた落ちて君の旅立ち喜べずにおり
平成二十六年二月二十三日
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後ろ向きにバスに乗っているように連れていってほしい時もある
平成二十六年二月二十三日
3
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この恋の行方を問うてただ走る頬たたかれて駆けていく夜風
平成二十六年二月二十一日
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好きだから好きと言ってはいけないと冬風寒しホームの淡雪
平成二十六年二月二十日
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どこかへと行つてしまいたい月曜朝澄んだ青空ブルーマンデー
平成二十六年二月十七日
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この大根、美味いなあと食べてゐる横顔はためにお茶を淹れている
平成二十六年二月十六日
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大根の面取りされたさまをみてわたしも欲しい うつくしきまるみ
平成二十六年二月十六日
4
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フライパンに色の魔法をかけてみんぱちぱちはねて、ミックスベジタブル
平成二十六年二月十六日
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夢は叶うって言い聞かせるの寝る前にとめる一番上のぱじゃまのボタン
平成二十五年一月十八日
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水たまり避けて茂みをかきわけて梅雨入りたてのもんしろちょうちょ
平成二十四年六月十七日
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こころ離れ忘れるなへにまた来る逃げて追いかけて終わらぬ縁かな
平成二十三年十二月二十二日
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風とおる竹林照らす花灯路ふと握られた手のあたたかさ
平成二十三年十二月二十二日
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思い出といういろみずがふと落ちる和紙のようなこころにじみけり
平成二十三年十二月二十一日
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惚れたら負け、そんな言葉を聞いてからもろくせつない過去にほほえむ
平成二十三年十二月二十日
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「四月にはみんないないのか」とつぶやいて鍋ぐつぐつと皆うつむく夜
平成二十三年十二月二十日
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失った恋の代わりにしたくなかったあれからずっと好きなんだけど
平成二十三年十二月二十日
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ここくればもしや私もおしゃれかなもろびとこぞりてスターバックス
平成二十三年十二月十八日
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夜が明けて光と雲に隱るる月 青い身なれば見せる顏なし
平成二十三年十二月十八日
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