そらの珊瑚さん
のうた一覧
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あの頃はそれが恋とも知らないで走り書きした白い五線譜
平成二十三年八月七日
22
10代の恋は勢いだけで、あとさき...
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とりあえずキリトリセンを入れてみる 別れ話のリハーサルとして
平成二十四年三月五日
18
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虎猫と眺める空にやる気ないメザシのようなこいのぼり
平成二十四年四月三十日
18
いつも元気だとは限らないのです。
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ちょっとづつちょっとづつ間違っていく伝言ゲームのように、今日も
平成二十四年四月二十一日
17
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雨の日のほんのわずかな湿り気にふくらんでいくせんちめんたる
平成二十三年八月十一日
13
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かたつむり時々殻に閉じこもる かなしい言葉 聞こえない耳
平成二十四年二月二十一日
13
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うつろわぬ花などないよと散り際に ほほえむように逝くラナンキュラス
平成二十四年三月十六日
12
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おつきさま あなたの裏は永遠に知ること叶わぬ孤独でしょうか
平成二十五年十月二日
12
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人はなぜほんとうのことを知りたがる 知ってしまえば戻れぬものを
平成二十三年八月八日
11
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ふるさとは? 問いに「地球」と答えてる そんなあなたをいいなとおもう
平成二十四年四月十二日
11
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雨の糸天から蜘蛛が下りてくる 詩情のもつれのなれの果て
平成二十四年四月二十二日
11
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囚われの身もまた愉し君というカギをかけない籠の中にて
平成二十三年八月十七日
10
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暗闇に光ひとすじさしこんで屈折して知る魂の在処(ありか)を
平成二十三年九月十七日
10
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負荷こそがいつかこのバネ弾かせる 強くなりたい強くありたい
平成二十四年四月二十八日
10
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つぎつぎとまいおりてくる小鳥たちくちばし越しに春つたえあう
平成二十八年三月三十日
10
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木枯らしに耐えてこそ咲く美しき花を想いて球根を置く
平成二十三年九月二十八日
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クロッカス、ちゅーりっぷ、水仙、...
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いつの日か愛しい方の耳元で さざなみ唄う巻き貝の夢
平成二十四年二月二十八日
9
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気まぐれが許されていたあの時代 みちくさ よりみち でんしんばしら
平成二十四年二月二十七日
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ゆるゆると解凍されて泳ぎ出す初夏のひざしに冷凍金魚
平成二十四年四月二十九日
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何にでもなれる人が柔らかく五月の木々に若葉となりて
平成二十四年五月四日
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