冬野 凪さん
のうた一覧
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絶望の二文字浮かぶ浴槽に頭沈めて顏を拭ふ
平成二十三年十二月十七日
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子午線をあつちこちから引つ張つて切つて結んで縄跳びしよう
平成二十三年十一月二十四日
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目覚めると風景すべて赤く見えどうしやうもなく都心に向かふ
平成二十三年十一月十六日
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溶け出したサティのレコードかけてみたら向かひのをばさんハミングしだす
平成二十三年十一月十二日
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資本家とお食事しては思ひ出すプロレタリアートつて何だつけ?
平成二十三年十一月五日
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傍らのジム・ビーム・ライの空瓶がしみじみ語る故郷の風を
平成二十三年十一月三日
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おねしよと云ふ言葉に魅入られたる三十五の男闇を識る
平成二十三年十一月二日
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文庫閉ぢ脳裡に浮かぶ風景はきらびやかな都会ではない
平成二十三年十一月二日
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冬の朝数学者の見た夢は水洗トイレの水とともに消える
平成二十三年十月二十日
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肩を抱く敗残兵の胸に棲むあの雲雀は屍になつた
平成二十三年十月二十日
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壞されたサドルに跨がり坂下る秋晴れの下死相が出てゐる
平成二十三年十月十五日
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八時九時十時になつても帰らない我が家の猫は時計を持たぬ
平成二十三年十月十五日
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また定期失くしてしまひドヤされる月光の下ウィスキー苦し
平成二十三年十月九日
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このまちのアンテナどもはみな同じ方向向ゐて笑つてゐるよ
平成二十三年十月九日
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わたくしの存在価値はなんだらう取れた銀歯に問ひかけてみる
平成二十三年九月二十七日
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歯医者はキライです。
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向日葵を刈り取つてしまへ継母の云ひつけ従ひしあの夏の匂ひ
平成二十三年九月二十四日
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果樹園に妻を埋めたと自供する鈴なりの桃は何も語らぬ
平成二十三年九月二十四日
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溜め池に子どもが落ちたと連絡あり草いきれの真夏の夢よ
平成二十三年九月二十四日
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月光のアナスタシアよ薔薇園でかくれんぼする亡霊ペンギン
平成二十三年九月二十四日
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八月の身体の火照りを感じつつ抑へきれない皮膚の爛れよ
平成二十三年九月二十四日
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