花梨さん
のうた一覧
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あしひきの 山の寢ぐらは何處にか 子鹿いつくし あきの宮島
平成三十年十月二十七日
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嵐吹く 峰の紅葉は儚くも 青さ遺して 散り逝くものかな
平成二十六年十月十三日
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旅の先黒部の湖映は彩さへて吹き出す水に虹は産まれる
平成二十六年十月七日
9
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立山に嵐吹き去り紺碧に仰ぎみゆるは新雪の峰
平成二十六年十月七日
8
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香烟る華に囲まれ笑ふ君桜も見ずに逝く悲しさよ
平成二十六年三月二十三日
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菜の花を搖らす雫は冷たくも陽のめは伸びて風ぬくぬくと
平成二十六年三月二十一日
9
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花の宴 富士のながめに酔ひしれて 蝶も櫻も ひらひらと舞へ
平成二十六年三月十七日
9
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老ゐて観る 桜の花はいと悲し 咲くはあはれか 散るもあはれか
平成二十六年三月十七日
6
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朝ぼらけ月はすみかに帰れどもつぎ夜月夜の宵待草よ
平成二十五年十月十二日
8
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秋空に長く尾を引く筋雲は渡り鳥ゆく道標かな
平成二十五年十月十一日
8
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茜さす富士の麓も衣替へ紅葉散りばめ裾に秋桜
平成二十五年十月六日
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秋の富士は美しい
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満月も衣欲しいか冬空は朧恋しや星の雪降る
平成二十三年十二月十八日
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千年の時流るるや恋語り光はあせぬ月隠れても
平成二十三年十二月十一日
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パチパチと薪燃ゆる火の優しさよ吾子も子猫もまるまり眠る
平成二十三年十一月二十一日
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嵐吹く峰のもみぢは逆巻きて流れゆくなり風のはやみに
平成二十三年十一月十九日
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夕暮れて帰路急ぐ人足早に街路樹薫る黄金色の葉ふはり
平成二十三年十一月十七日
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花の宴朧月夜に誘はれて綴りし歌は古の酒
平成二十三年十一月十七日
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黄昏て茜の帰路に落ちる葉を踏みしめて聴く木枯らしの詩
平成二十三年十一月十四日
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久方のひかり待つ身は冷え冷えて朧の君は何處を照らす
平成二十三年十一月十四日
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蝉時雨夏の果てまで屆くやう明日には鳴けぬこの身なりしも
平成二十三年八月十日
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