佐々岡さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 香水の流れる夜気を吸い込んで痴れたる雄の蛾にもなりたし 平成二十五年九月十日 1 もっと見る
- たくさんの糸がよられて一本の糸になるごとエスカレーター乗る 平成二十五年一月三十日 2 もっと見る
- 一本のバーをふたりで分けている揺れないように足をひらいて 平成二十五年一月三十日 2 もっと見る
- 磨りガラス越しに見ている君の影忘れてしまったわけじゃなくって 平成二十五年一月二十九日 0 もっと見る
- じゃこじゃこと粒ガムのように君のこと骨ごと嚙んでしまいたくなる 平成二十五年一月二十四日 2 もっと見る
- 透明な貝殼握りしめ歩く少女は家を知らないと云ふ 平成二十四年四月二十一日 3 もっと見る
- 手を重ね背筋を伸ばし君笑う「私がレンズに吸込まれるの」 平成二十四年三月十八日 1 もっと見る
- 手を叩き淋しいと云う君はいう軽き言葉のさめざめと降る 平成二十四年三月十四日 3 もっと見る
- アンテナが反応しなくなったのですあなたをみると吹く砂嵐 平成二十三年十一月二十四日 6 もっと見る
- 立派なタキシードを着てお辞儀をしてあなたは華麗に過ぎ去ってゆくの 平成二十三年十月十四日 2 もっと見る
- かんぺきな扇の形のまつげさえ人待ち顔でそっぽをむくの 平成二十三年九月十九日 0 もっと見る
- 合言葉必要だって言ったでしょう？愛してるってふたりパラレル 平成二十三年七月二日 1 とはいえ言えばいいってものじゃな... もっと見る
- 季節など知らないふたりであったけどそれが本望だったともおもう 平成二十三年六月二十日 5 もっと見る
- 息なんてしなくてもいい明け方の肺の奧まで蜜で滿たして 平成二十三年六月二十日 0 もっと見る
- 切り裂ゐてはくつつけてみて！ がらくたでもいいわあなたに觸れられるなら 平成二十三年六月二十日 2 もっと見る
- 気分屋の君の気持ちはメビウスの輪のようにねじれねじれては笑う 平成二十三年六月十八日 1 もっと見る
- 指先を月明かりに照らしてみるさくら色はにせものの色 平成二十三年六月十八日 3 桜色のマニキュアは綺麗です。 もっと見る
- 濡れ光る路面横切る自転車をながめてきみはさよならという 平成二十三年六月九日 2 もっと見る
- 失はれゆく中指の思ひ出の黒に染まるは梅雨のまぐれか 平成二十三年六月九日 1 もっと見る
- 手のひらの壺をあければマッチ棒のごと御骨が重なつてゐる 平成二十三年六月二日 1 もっと見る
