澤部もりかさん
のうた一覧
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本日の「最終電車」を見送ってきみのまちをはかいしにゆく
平成二十三年十一月二十八日
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「どうして、」流れてしまうしかなかった ホテルキルシェに朝は来ないよ
平成二十三年八月十八日
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逃げ場ではないけど結論そうなった ホテルキルシェで、性的会議を
平成二十三年八月十八日
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いつだって陽気な桃色だってのに助けてくれないホテルキルシェよ
平成二十三年八月十八日
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君の背でホテルキルシェは笑わない 秋晴れを消すほどの桃色
平成二十三年八月十八日
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“Kirsche”という名の架空...
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「コーヒーを浴びたみたいね!」って笑う境目が溶けて、ただ夏だった
平成二十三年七月二十三日
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だんだんと強くなる雨は責めるの暴いた秘密をわらってくれよ
平成二十三年七月十九日
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降りだした雨はまだまだ弱いから秘密を少しも隠してくれない
平成二十三年七月十八日
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あのキスが忘れられないなんてこと言えるわけない ねえ、わかってよ!
平成二十三年七月十八日
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きみがゆるく結わえてくれた髪のこと忘れられなくて 今も生きてる
平成二十三年七月十八日
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もうきっと雨は降らないのでしょうね雨傘できみを刺してサヨナラ
平成二十三年七月十二日
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「もうきっと、会えないから」ときみは笑い月を食っては満足してる
平成二十三年六月十六日
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彼女はどこへ行ってしまったのかな鳴るし、沈むと歌うようにさあ
平成二十三年六月十日
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飴玉を転がすような顔をして鴬谷で彼女は降りた
平成二十三年五月二十九日
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性欲にまみれた何かを踏み潰す結局この程度なんですって
平成二十三年五月十八日
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てのひらにそっとのせたいしくずれないまぶたをとじて東京にキス
平成二十三年五月二日
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たのしい? と、その場の空気吐き出して涙も笑顔も投げ棄ててしまえ
平成二十三年五月一日
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冷たさをこれでもかと共有して真空のシンとした音を聞く
平成二十三年五月一日
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しにたい、と口に出してはシャボン玉壊れるような心地たのしむ
平成二十三年五月一日
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自転車を二人走らせて明治通りわたしばかりがきみに会いたい
平成二十三年四月二十八日
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