みみ松さん
のうた一覧
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水仙が一気に咲いた清らかな少女が祈る姿にも似て
平成二十三年三月十六日
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教室で蕗の苦さに母の顔思い浮くべし夏服の吾子
平成二十三年六月一日
20
昨夜煮た蕗を、こっそり息子のお弁...
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梅雨空に俯き帰る我の名を呼びしや父の孔雀サボテン
平成二十三年五月二十八日
17
濃いピンク色です♪
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拾い来た桜ひと花湯に浮かべ夢も漂う朧月夜に
平成二十三年四月十日
16
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羽を持つもみじの種子よ時を待ち風を掴まえ高く舞い飛べ
平成二十三年五月一日
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竹トンボのようなもみじの種を見つ...
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父親と同い年まで生きた今子を残し逝く無念さ思う
平成二十三年四月二日
14
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濡れ落ちた冬越しの紋白蝶よ恋はできたか子は残せたか
平成二十三年四月十九日
14
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雨上がり南天の葉にみのむしの頭のみ出でて雄誘ひらむ
平成二十三年六月十四日
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ミノガの雌は、足も羽もなく、簑に...
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啓蟄や雛に虫よけ入れつつも家の姫には効き過ぎぬよう
平成二十三年三月六日
12
複雑な親心・・・
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色付きの素麺競い食む姉弟永久の大人未満に夏は来ぬ
平成二十三年六月十四日
12
外では大人ぶっていても、兄弟の前...
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月越せど君未だ見ずや我の顔髪を切りたる歳重ねたる
平成二十三年四月四日
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若くなったみたいって言われたけど...
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間延びしたビオラの茎を切り戻し更に咲く夢見し立夏かな
平成二十三年五月六日
11
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蝸牛葉を打つ雨音聞こえたら濡れて行きたい苦い雨でも
平成二十三年五月二十七日
11
避難できないモノたちは、恵みの雨...
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髪洗い素足のままで眠りつくその有り難さ今更に知る
平成二十三年三月十四日
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隣家には杏子の蕾と菜の花と畑耕す好好爺かな
平成二十三年三月二十四日
10
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兄のためイラ草編んだ姫のよう我も編もうか君戻るまで
平成二十三年三月二十五日
10
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喉奥の小骨が痛いと騒ぐ子に魔法の呪文カマズニゴックン
平成二十三年三月二十八日
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被災地の人々暮らす菩提寺の垂れ桜が音もなく咲く
平成二十三年四月二日
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三陸の貴重なワカメと和えし蛸モーリタニアという知らぬ国より
平成二十三年四月十六日
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新緑の木漏れ日揺れる境内で六地蔵も吾子も皆合掌
平成二十三年四月二十四日
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