蜻さん
のうた一覧
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こいは「孤悲」かなしは「愛し」いにしえのひとはどうにもうまいことを云う
平成二十三年二月二十二日
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此処に居るわたしはわたしの在る場処でわたしのうたをうたうしかない
平成二十三年三月十三日
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君のわらう薄桃の頬を思ほえば口元ほころぶ 流しに立つ朝
平成二十八年五月九日
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生きることわたしの声でうたうこと空をみること月に泣くこと
平成二十三年二月二十一日
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毎日逢う電話にメールにツイッター生身恋しやコード巻き巻き
平成二十三年三月二日
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短髪は男?短いスカートは女?だったら、「わたし」は何ぞ?
平成二十四年十一月八日
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好きな髪型、好きな服装、しますよ...
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肉體のふれあひに伸ぶ慾の芽は手を繋ぐれば魂に散華す
平成二十五年七月十九日
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わがままは、自分を好きかの確認法知っているから甘えていいよ
平成二十八年五月八日
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「こわいゆめ」君が泣くから星渡り額にキスを「おやすみなさい」
平成二十三年三月六日
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鬱蒼と生ひ茂りたる我が心臟の葉はしんしんと朱に暮れゆく
平成二十六年十月二十五日
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喪失のいたみはぬるまの日々のなか不意に、ちくり、と中指を刺す
平成二十七年十二月八日
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黄緑のソファーに座る君の腹ひざまづいては顔を埋めゆく
平成二十九年六月二十九日
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感情を持て余してはビードロのグラスのなかでカラコロと振る
平成二十三年二月二十二日
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6番の線路が君の住む街へ続くと知りつつ立つ5番ホーム
平成二十三年二月二十三日
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蜻さんは「空気」は「そらけ」と読むタイプ空気が読めn・・・空を見るのが好き
平成二十三年二月二十三日
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握るでなく絡めるでもなく遊び合うゆびと同じにつかず離れず
平成二十三年二月二十七日
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引っ越した土地で初めて見る月はふくらみかけのまろやかな白
平成二十三年四月十三日
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ふとこれは夢ではないかと疑って君の背を抱く夏焼けの床(とこ)
平成二十三年七月十六日
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出逢うより前のあなたのその横にわたしが居ないことがさみしい
平成二十三年七月二十四日
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たましいの片割れと出逢うその前と後の言葉のするどさ、やわさ
平成二十四年八月十四日
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