逢桜カインさん
のうた一覧
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数え歌唄う老婆がぼんやりとただ北を見てソ連と呟く
平成二十二年十月十六日
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蓮の葉を渡ってゆければ花のくに君がゆくならそこで落ち合おう
平成二十三年三月二十九日
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お前など埋もれて自由を奪われろ。わたしの胸に、わたしの腕に
平成二十二年十一月十五日
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歌姫のうたふ歌聞きうたかたの夢消え失せればすはうたたねも
平成二十三年三月二十六日
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霧の舞うあかつきを待つひとときに猫を抱いて港を見に行く
平成二十二年十二月二十日
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父さんは昔は木登り駄目だったおてんばなのはママゆずりかな
平成二十三年一月二十三日
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愛しさを搾りふるって選り分けて届く頃にはほんの一粒
平成二十八年一月二十五日
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私からおさがり貰った弟のおさがりを今私が着てる
平成二十二年十一月十七日
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かじかんだ手先で付ける紫煙の火今夜も私は冷え込んでいます
平成二十三年一月十一日
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いとわしいものなぞこの世にあるものか全てを受け止めそして泣きましょう
平成二十三年一月十一日
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ドングリを連ねて作った首飾り娘に見せれば一言。ママに!
平成二十三年一月二十四日
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まどろみの手から逃れぬこの春はいとしき君のこえを聞いても
平成二十三年三月十一日
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卒業の機を逸してさぁ七年め花もいよいよ白み始める
平成二十三年三月八日
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おうちまで急げや急げ駆け抜ける猫が帰りを待っているから
平成二十二年十一月十一日
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エゾリスと乾いた風に誘われて娘とドングリ割ったり投げたり
平成二十三年一月二十三日
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お父さん、この木はなぁに?何の花?それはママが好きだった木だよ
平成二十三年一月二十四日
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豆腐屋のらっぱ遠のくあぜ道の露草揺らすつるぎ振る風
平成二十八年一月八日
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妖精と水仙と夜の憩う森フェアリーテイル誘う山羊の目
平成二十八年一月八日
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教科書の文字に沿わせた直線と似ている君を思う気持ちは
平成二十八年一月十三日
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夏至の頃 千変万化の 花盛り 褪せつ焦がれつ なめてあまつゆ
平成二十八年七月十三日
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