まるむんさん
のうた一覧
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オレンジの香り弾けて鮮やかに何時までも指先に残りぬ
平成二十二年九月二十五日
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飲み干したグラスの底に映る色明日の景色見た気がしており
平成二十二年九月十日
4
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前を見て歩けない日の帰り道赤いハイビスカスを見過ごす
平成二十二年八月二十五日
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通り過ぐ花屋の軒に桔梗の青灰色の朝に色彩添えて
平成二十二年七月九日
4
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濃密に香りを放つ百合の花気配感じて足を止めたり
平成二十二年七月九日
4
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忘れていた息苦しさの蘇る青い熱気が全身に満つ
平成二十二年七月六日
3
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忘れていた息苦しさを思い出す熱もつ細胞全身に満つ
平成二十二年七月六日
3
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細胞に刻んだ痛み思い出す君の厳しい視線の先に
平成二十二年七月五日
3
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鳴り響くストリングスに目を閉じる細胞満たすバラードを聴く
平成二十二年七月五日
5
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願わくば明日に乾け手の平に人知れず落つ涙一粒
平成二十二年七月五日
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ヘッドフォン耳に押し当て奥行きのある闇歩く声を頼りに
平成二十二年七月三日
2
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昔見た映画見ておりエンディングの切なさだけが蘇りくる
平成二十二年七月二日
3
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横切ったスクーター光るヘッドライト瞼の裏に残像灯る
平成二十二年七月一日
3
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読み終えた本を書棚に戻すときコツンと小さな音の響ける
平成二十二年七月一日
9
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行く先を失い闇の中さまよう我の希望が液化してゆく
平成二十二年七月一日
5
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音楽が我の血となり肉となるまで聴き続ける君の歌声
平成二十二年七月一日
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忘れたいことを抱えて空を見ぬくっきり浮かぶ月と向き合う
平成二十二年六月二十九日
2
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眠れない明け方目を閉じぐるぐると眠気の欠片探し続ける
平成二十二年六月二十九日
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鳴り止まぬ残響ライブは終演し痺れた鼓膜に余韻残りて
平成二十二年六月二十八日
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新しい音が耳元生まれいづパンクロックが鳴るヘッドフォン
平成二十二年六月二十八日
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