加祢のお気に入りの歌一覧
芳立
ほたる火のあくがれわたる宵闇は思ひあかぬにまだきあけゆく
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ケンイチ
心にもない挨拶を交わすごと酸味の強いコーヒーを飲む
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芳立
墨染めはあはれの色もうし寅の山のふもとに男子さぶらふ
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揚巻
魂極る命はいづれ消ゆるとも歌は消えざり千とせ越えなむ
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佐々一竹
緑濃き森にテニスの音ひびくはじまりはただひとつのサーブ
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四季野 遊
横切るもほんの数歩のこの野辺に花咲くや咲く名乗るまもなく
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四季野 遊
いつの間に紅の小花の群れて咲く初夏の野原に衣替えして
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falcon
打ち水にうつるぎぼうし色ぬるるかげもはかなき石畳かな
12
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falcon
窓辺とふ夏虫ほのか尾をひきて飛びゆく方にあはき月かげ
14
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falcon
夏あさき青葉の木立こまどりの鳴く音なつかし乘鞍の尾根
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在原紀之
梅雨晴れの空の青へと滲みゆく木々の緑に夏の足音
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葉月きらら☆
どしゃぶりの雨さえ今日は優しくて空の心にリズム奏でる
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椿桂
花椿 月光浴びて 露光る 地に堕ちてなほ 咲き誇らんと
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光源氏
ふる里は心に深く殘りたるさびしき雨はやむことはなく
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詠み人知らず
隠しても抑えてもなお咲こうとする猛暑日に立つカンナの蕾
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詠み人知らず
辻褄が合わぬ二人が美酒交わす青い切子の筋目が責める
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御崎 耕
初めての街、ひと、言葉、あぁ誰も僕を知らない自由から、いま
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緋色
ぐずぐずに溶けてしまった絶望はジャムにでもして食っちまおうぜ
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緋色
飲み慣れたラムネの中のビー玉が涙色とは気付かなかった
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緋色
泣き言を書いては消してまた書いて そうして僕はカサブタ作る
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