しろいろのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
ついさっき横断歩道でぼくたちが先頭のぼくに生かされていた
3
もっと見る
詠み人知らず
頷いてゆくよぼくらはせかいいち返事をするのが怖い縞馬
2
もっと見る
大足
真っ青な月をはこんできた象は砕ける前に良い音がした
2
もっと見る
たえなかすず
いま捨てたサンダルにさえあの夏が曲線どおりに沿っていたこと
5
もっと見る
たえなかすず
海面のすれすれ飛んだ経験は無いけど三原色はみえるの?
1
もっと見る
たえなかすず
生きてって言うから床にぶちまけたルル千錠のすべてを雪に
6
もっと見る
たえなかすず
一度くらいわたしを呼んで ふゆになるまえの匂いね泳いでいくね
4
もっと見る
たえなかすず
感情をずうっとずっと追いかけてずぶぬれになる世界 たんじゅん
2
もっと見る
飯田彩乃
思い出は座らせたまま濃紺のソファを夜明けの窓から捨てる
2
もっと見る
ななひと
吸い取る。あなたの存在は、かすれた文字。遊覧船が廻るよ。揺れ曲がる、世界。
9
もっと見る
葵の助
もう一度砂をさらえばお終いになる棒倒しみたいに立ってる
2
もっと見る
よかった太郎
その金魚鉢には僕はいないけど乾いた水は大切にして
2
もっと見る
よかった太郎
あまつぶを追いかけあした到達しマグマに沁みて、まわっているの
2
もっと見る
よかった太郎
あの人が吊るしたピアノひけないのゆらゆらゆれてきれいになるの
4
もっと見る
ライテウ
いつか月に落ちた小さな星みたく消えないものをつくりたかった
3
もっと見る
ライテウ
交差点 ぶつからぬよう歩くときひとつ失う星は眩しい
11
もっと見る
京
ちかちかと別れを告げる星になら秘密を教えてもいいと思う
10
もっと見る
原 沙良葉
食べ続けるゆきのまわりに散らばったアイスの木べらが墓標のようで
6
もっと見る
京
口内炎をつぶすみたいに僕だけが知ってる君の心臓の位置
8
もっと見る
たえなかすず
「ただいま電話に出ることが出来ません」もうポップスと呼べばいいのさ
1
もっと見る
1
|
2
>>