みなみぐちのお気に入りの歌一覧
卯月
苔のにおい、砂利を踏む音、シダの味、ぼくはすべてを覚えていたい
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芦澤ノリコ
身を焦がす想いが募れば本当に火傷になって火膨れていく
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芦澤ノリコ
恋すると愛することを考えて愛したあとはどうすればいい
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芦澤ノリコ
盗み見て交わることのない君の視線を追って満たされてゆく
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あき
甘いとか高かったとか言われても所詮トマトはトマトでしょうよ
10
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みなま
曾祖母は裸足で倒れていたと聞く即死であれと願ふ夏の日
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芦澤ノリコ
両想い相思相愛の歌なんか聴きたくないって有線のバカ
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芦澤ノリコ
土砂降りの中で叫べば誰だってドラマチックに見えるのだろう
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みなま
墜ちた蝉 差し出す指に縋り付き ヂッと飛び去る まだ死ぬもんか
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帆糸子
血管の蒼き掌翳す哀しみは少女の心のピンキーリング
4
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詠み人知らず
引きこもる子が台所チンすれば それで泣いてる我は親なり
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村上 喬
果てしない夢の続きをついばんで魚は群れるビルの廃墟に
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薫智
君を見たふいに「もしや」が「きっと」から「絶対」になる君しかいない
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紫草
嘘混じる話を質すときは来ず花を咲かせる紅百日紅
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村上 喬
のみさしのラムネの瓶に残されたビー玉越しに海はひろがる
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村上 喬
やわらかく降り出した雨、白い手が差し出す傘は青く透いている
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遠井 海
プール際しずくの伝う六歳はすでに女の空気をまとい
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夏恋
冷静になれずに壊れてく恋が実は本物なのだと知ったわ
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河のほとり
わたの原波のまにまに行く舟のゆたにたゆたにものをこそ思へ
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コーラ
傘差してチャリンコに乗りアイフォンと別のとこからイヤホンも ばか
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