さまよいくらげのお気に入りの歌一覧
中森 つん
おがくずをここに捨てれば身綺麗になれるはずだと思ってました
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たえなかすず
どうしても会いたいような(クリスマスケーキひと突き)気がしてただけ
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魚住 蓮奈
手を伸ばしても届かないきみが飲むバファリンの半分になりたい
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葛山葛粉
かわいいは正義だとして反論はできないままに渇いてくくち
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古燈
美容院 写真を見せて「この人に 好かれるようにお願いします」
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飯田彩乃
その胸を開きて肋の檻を閉じ 君よ私の牢獄となれ
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飯田彩乃
簡便に馴らされしわがPCは過去の「し」を常に「死」と変換す
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飯田彩乃
「罪状は空を奪つたことです」と店主は風切り羽を並べて
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人 さわこ
あれがない どこ探しても見つからない ああもうヤギが回ればいいのに
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ムラサキセロリ
危なかった殺されかけたきっとあれ十七歳で少女だったよ
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新田瑛
わからない 昨日と違う唇のかたちで愛を囁かれては
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山田美弥
真っ白い錠剤五錠で変えられる人格ならばくれてやるわよ
5
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山田美弥
あまたある死に方のほんの一例としての自死だ 彼は生きたのだ
5
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秋ひもの
君が誰とも寝た理由と僕が童貞だった理由 似ていたから愛
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秋ひもの
「生きたい」が呪いの言葉だった頃死んだ昨日が俺の軍隊
5
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さなせそ
そんな日もある そんな日はそんな日だ そんな日なんだと思って寝よう
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うにうに
地下鉄の吊革の一つに貼りついて忘れ去られた俺よ始まれ
9
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垂々
「二人でも淋しい」ならば「会えなくて淋しい」ほうがすこしやさしい
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falcon
生くるため身を売りに行く人乗せて電車は走る哀しき鉄路
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やながわ亜弥。
尊さを「普通」と忘れがちでいるブルーベリーの種を噛む暮れ
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